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蕎亭 はる (そば / )
★★★★★ 4.5
道後温泉を後にして、配偶者の実家、西条市まで車をころがします。
松山から西条までは、高速を通れば1時間ちょっと。
でも、西条に行く前に、どうしてもよりたい蕎麦屋さんがあるのです。
西条市内には非常に美味しい蕎麦屋さんがあるというネットの噂をひろったのです。
何度も、何度も帰省しましたが、正直こんなところに蕎麦屋さんがあるなんて、びっくりという場所。
海沿いの工場地帯の近く。拡がる水田の中にある民家。
知る人ぞ知る蕎麦の名店「蕎亭はる」です。
[0回]
正直、ネットで調べた地図およびカーナビがなければ、私のような方向音痴には、絶対に行き着けない場所です。
しかも、電話番号で場所を入れたら、カーナビは他の企業名を指し示すし(^^;;
(うちのカーナビのデータ古いのです。今週入れ替えます。)
やっと辿り着いた先は、まったく普通のお家。
しかも、表の看板がなければ、ただの民家にしか見えません。おそるおそる入ることに。
昔ながらの民家を改装したのでしょう。瓦や障子などはとても新しい様子。
華やかな瓦は、もしかしたら、近くの菊間の瓦なのかもしれません。
瓦の大黒様。なかなか愛嬌があります。
内部も、本当に古いお家そのままです。
田舎の親戚の家に遊びにきた、という感じ。うーん、なんだかとっても懐かしいかも。
肝腎のおそばですが、こちらのメニューは全部で3種類。
温かい蕎麦かもりそば。だいこんおろしそば。それだけです。
天ぷらもなにもなし。とにかく「蕎麦」で直球勝負。おそらくは蕎麦の味わいを殺すものはなにも加える気はないのでしょう。
蕎麦にかける意気込みと、自信とが伺えます。
配偶者は、もりそば。大盛りをお願いしました。東京の蕎麦のように、上品な量なので、蕎麦っ喰いなら大盛りでも二枚くらいいけそうです。
光線の関係か、上手に撮影できなかったのですが、半透明のつやが美しい美味しい蕎麦です。
私はだいこんおろし蕎麦。ちょっと迷ったのですが、私も大盛りにしました。うん、正解。
つるつるひえひえのさっぱりおろしそばは、あっという間に胃におさまっちゃいます。
ということで、いただきますー。
大盛りを食べたのに、それでも物足りない気分。蕎麦ってそういう感じがありますよね。
で、そこを埋めるのがこのそば湯。
大抵、このそば湯をいただくと、胃の中でふくれてきて満腹します。
ここの蕎麦湯は、クリームスープのように濃厚でした。蕎麦の香りと、なめらかな口当たり。うーむ、これは面白い。美味しい。
こういうのははじめて。
最後にデザートまででてきました。
伊予柑の寒天というあっさり、すっきりとした味わい。蕎麦の後口には非常に相応しいものです。
廊下から見える風景はのどかな田園風景。
お世辞にもアクセスがいいとは思えない場所なのですが、結構な数のお客さんがひっきりなしに訪れている様子でした。
うーん、本格的なイイお店だ。福岡にも出来てほしい。
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