
夕飯は、男性たちが泊まった大きめの部屋で。私たち女性の部屋でも、二部屋続きの十分すぎるくらい大きな部屋ですが、さらに大きいのです。なんか10人くらいの宴会なら開けそうな感じ。
ふかふかの座布団でいい気分ですが、ちと食べづらいかな。

私も負けずに、たれぱんだを取り出して撮影。部屋食は気兼ねなくたれ写真がとれるので、有り難いですね。でも、仲居さんから、あらかわいいですね、などと言われて慌てたり。
お願いだから黙ってスルーしてください(笑)

まずは先付け。春の酒菜いろいろということで。タケノコ、菜の花などを添えつつ。
アンコウの肝蒸しなど酒肴が載せられてます。
お酒はやはり九州ということで、宿のオリジナルの焼酎をロックで。

料理の中央で華やかに占めているのは、九州ホテルオリジナルの味菜盛(あじさいもり)。
ちょっと中華風の刺身のように、お刺身にサラダ風に生野菜が添えられて、特製ごままだれを混ぜていただくもの。
刺身はマグロの赤身、サーモン、蝦などで、これだけでも通常以上のボリューム感があります。野菜に山芋が入っているのがちょっと目新しいかな。ナッツ類の香ばしさも手伝って、面白い味でした。

目の前にたくさん料理が並んでいて目移りするだけでなく、自分でアルコール固形燃料に火をつけたりしないといけないので、気ぜわしい(笑)ま、自分のペースで食べればいいんですけどね。
ということでぶりしゃぶに取りかかります。
脂ののったぶりの切り身はお刺身にしても十分な鮮度。これを贅沢に鍋でいただきます。
ぶりが脂がのっていて、しゃぶしゃぶにしてさっと脂を落としても旨みがとびません。おいしー。

水菜や湯葉やうすく切ったお餅などなどなど、ぶりの旨みがとけ込んだスープのおかげでさらに美味しくなります。
うーん、ぶりしゃぶってなかなか美味しいもんだなぁ。自宅でもできるだろうか。

焼き物は陶板焼き。牛、豚、地鶏と少しづつ載っているのがうれしいですね。バラエティに富んだ材料をじっくり陶板でバター焼きにしていきます。
牛肉は雲仙牛、鶏は天草大王、豚肉は雲仙の紅葉(モミジ)豚。
すべて地元の食材を使っている様子です。

こちらも肉の旨みをじっくり引き出しながら焼いていきます。こういう時、焼酎のロックって危ない飲み物ですよね。ついつい進みすぎてしまいます。
豚と鶏肉はゆっくり火を通しますが、牛肉は頃合いを見てミディアム程度で。

さて、ボリュームたっぷりのぶりしゃぶと、陶板焼きとで、もうかなりお腹いっぱいになっているのですが、さらに料理が運ばれてきます。
海老のすり身と、かに湯葉の包み揚げ。
これまた焼酎のあてにはぴったりですね。

この他にもぶり大根やら茶碗蒸しやらと、食卓はさらににぎやかになっていきますが、さすがに胃にここらへんで限界が。
美味しくいただくためにも、もう少し量が控えめでもいいかもなぁ、と。
ま、最後のほう、食べ物より飲み物よりさらに喋るほうに夢中になっていたというのもあるけど(^~^
温泉と美酒と美食三昧の雲仙の夜、や、ほんと楽しかったです。