
こちらが案内図。かなりおおきな敷地です。すべて木組みの柵がついた道が整備されています。

内部は、強い硫黄の匂い。火山性ガスがたちこめている状態でデジカメ大丈夫かなぁ。と思いつつも、撮影しました。
雲仙は山の上、長崎市内よりはるかに寒くて、あちらこちらにうっすらと雪が残っています。さぶー。
ただ地熱と吹き上げる蒸気のおかげで雪の割りには温かく感じます。

地獄内は危険です、という表示。実に当たり前のことながら、なんとなくおかしい。
ちなみに英語では「hell」ではなく「jigokku」と表記されていました。無用な誤解を避けるためでしょうね。

とはいえ、草も木もほとんど生えない荒涼たる灰色のむき出しの大地。もうもうと上がる高温の蒸気、湯気。鼻をつく硫黄の臭気。
これをこの世ならぬ世界、「地獄」と昔の人が断じたのもよくわかるような気がします。地蔵和讃あたりが似合いそうな風情。
あまり写真には写っていませんが温泉を取るための配管がいっぱい設置されています。危険な地獄に入っていかなくちゃならないわけで、設置も大変。金属でないにしろこの火山性ガスの中、すぐに劣化するだろうからメンテナンス苦労されているだろうなぁ。

地獄のほうからも泊まっている九州ホテルが見えます。
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