ちょうど用事があって、中洲川端まで来たら、そういや、当日は山笠のフィナーレ追い山の日でした。ざわめく街は独特な緊張感につつまれています。
飾り山の前でいつもはにこやかに飲んでいる舁き手のお兄ちゃんたちも心なしか真剣な面持ちです。
で、追い山の会場、櫛田神社の境内までいって覗いてみました。もっとも座敷はすっかり囲まれて中には入れません。ここの券をとるのはかなり大変らしい。
数々の飾り山が夜を彩っていますが、私のお気に入りはこの上川端通りの「走る飾り山笠」。
櫛田入りをする山なので、人形師さんの気合いが全面に出ているような気がするのです。
おまけに古典から題材をとったものが多く、流行モンから背を向けているガンコさも好き。
今年は助六由縁江戸桜です。古典歌舞伎の「粋」を人形に具現したもの。浮世絵の役者絵もかくやという。
とくに夜目に鮮やかな揚巻大夫の美しさが目をひきます。
見返り(裏側)は、大江山の酒呑童子。迫力の鬼を、頼光が退治をしているところです。酒呑童子はちゃんと杯持っているし。鬼らしさが、ぐわっっとこちらに迫る感じ
で、上のほうの貴族は誰なんだろう。うーん。藤原道長?まさかね。(頼光は道長に仕えていました。)
緊張感があるとはいえ、街はお祭りムード一色です。でも、やっぱり川端商店街のほとんどのお店(飲み屋を除く)は定時に閉まっちゃうみたい。商売より山笠のほうに行ってますか?もしかしたら。
櫛田さんの境内には、夜店が出てました。普通のお祭りに比較すると、割と控えめな数。まあ、そんなに広い場所取れないしね。タコ焼き美味しそうだったけどガマンガマン。
せっかく来たのだからと、配偶者へのおみやげに祇園饅頭を買って帰りました。縁起物だしね。
6個入りだから、ま、二日くらいにわけて食べればいいやと思っていたら、私が一個食べる間に、5個が配偶者の胃袋に消えました。
しまったこの人、饅頭コワイの口だったんだ〜。
で、夜中に追い山中継でも見ようかと思ったんですが、眠くて起きられませんでした。(^^;;;
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