クリスマスに華やぐ街。クリスマスとはちょいと方向性が違うものの、
恒例の博多座文楽公演に行ってきました。
大阪と東京の友人に声をかけて、博多で「文楽でクリスマス」としゃれ込もう!ということになったのです。
冬の博多は、食べ物も超美味しいですから。
でも、なんだかひいた風邪が悪化して、思ったようなおもてなしができずに、心苦しい思いをしましたが…。
なにはともあれ「文楽」の公演にだけは行きました。
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毎年、恒例になって、今回で5回目。私自身は昨年から初めて行ったこの「文楽」の公演。
歌舞伎に比較すればかなりリーズナブルですし、人間国宝の妙技を気軽に楽しめるので、オススメです。
インテリジェントビルに赤い座提灯がミスマッチな博多座です。
中洲川端の地下鉄から直結。歌舞伎や新劇、ミュージカルといった大衆演劇が多く開催されます。
ここもできて10年。ようやく博多の街になじみ、浮いた感じが少なくなってきました。
今年の演目、夜の部には、近松門左衛門の世話物、心中天網島(しんじゅうてんのあみじま)と勧進帳。
ポスターに出ているのは、弁慶のお人形です。
博多座正面の入口から。
和服姿の人も結構みかけて、この公演が根付いていることを思わせます。
ただし、まあ、年齢層高めなのは仕方がないところかな。
でも、「文楽」って面白いので、若いひとにアピールしないのは勿体ないです。
本日の義太夫や人形師ののぼりのでている前でも記念写真。
残念ながら、劇場内も上演中も撮影禁止ですから、その替わりに本日の演目にあわせた「勧進帳」を題材にした山笠の博多人形を。
博多らしい趣向でしょ。
濃厚な人間ドラマを見せる「心中天網島」(しんじゅうてんのあみじま)は義太夫の技の冴えをみせてくれましたし、「勧進帳」はホントに華やかで、今年も満足の公演でした。
ただ、残念ながら、来年の「文楽」は博多座の改装工事のために中止とか…。
再来年には、また復活してくれることを切に願います。
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