松山駅構内です。国鉄の時代の面影を残す昭和レトロな駅です。
レトロなのはいいけれど、ホーム間の連絡に未だにエスカレーターやエレベーターがないのはちょっと困りもの。カート持って、駅の階段上がらないといけない。
まあ、昭和には、確かにそんな施設はありませんでしたが…。
さて、列車の中でひらく「醤油めし」。列車の旅はやはり駅弁ですね。って、さっきうどんを食べたような気もしますが(笑)
醤油めしは伊予弁(松山の言葉)の番付表で包まれています。地元の配偶者にひとつひとつ知っているかどうか確かめます。大体わかるみたい。
私は全然、「ぞなもし」くらいしかわかりません。
しょうゆめし。要するに炊き込みご飯のことのようです。博多辺ではかしわご飯ってところでしょうか。醤油の美味しい松山ならではの、素朴な鶏ご飯のようです。
思いの外、あっさりと上品な味付けで、美味しい。旨味がしっかりしている。駅弁にありがちな、尖った味ではありません。
今風の華やかなな駅弁ではありませんが、これはなんとも価値ある一品です。
駅弁は車窓の風景のおかげで普通に食べるより、倍くらい美味しいような気がします。
特に、花の季節だってので…。いたるところに、桜並木が見えます。
線路の周辺にだって、桜が咲き乱れています。
花の季節に帰省したのははじめてだったので、こんなにも桜が多いことに今まで気付きませんでした。配偶者も、こういった風景は見てきたのでしょうが、これまで意識することがなかったのか、桜並木の多さ立派さに驚いていました。
亡き人の旅立ちの日を彩って、花の吹雪が見送ってくれている様に思えました。
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