高家神社まで朝から歩き続けて、さすがにくたくた。日頃の運動不足から足はぱんぱんになっておりました。
宿に戻るためにはどこかでタクシーを利用しなければ。
もちろん、こんな場所に流しのタクシーがいるわけはなく、これはもうどこか飲食店で食事をして呼んでもらうしかありません。
この事態はだいたい予測がついていたので、ちゃんと下調べがしてあります。
極端にモータリゼーションが進んでしまっている坂出ですが、どこにでもうどん屋だけはある。お昼ご飯をかねてうどん屋にいけばよいのよ。
ってことで、調べがついていた高家神社から徒歩で行ける「町川」といううどん屋さんに入りました。
[6回]
行く途中たんぼの傍らにあった塩田の跡の石碑。
なんでも弥生時代から、坂出は製塩がさかんだったらしいです。
歩くこと20分くらいでうどん屋さんが見えてきました。
歩いている人なんていないけどねw
ティピカルなうどん屋さんです。いわゆるセルフではなく、ちゃんと持って来てくれる普通のうどん屋さん。素敵にお値段がリーズナブル。
辺鄙な場所ですが、自動車乗り付けてみんな食べに来るみたい。お昼は相当に混んでいました。
冷やしうどんをいただきました。
出てきたのを見てびっくり。確か、ちゃんと「小」って言ったはずなのに。(坂出ではこの大小問題で悩まされたなあw)私の常識ではこれは大です。
でも、近くの食べている人を見た限り、これが普通サイズのようでした。
ときどき、「大」って注文している人もいるし。(なお、かけうどんは「大」でも330円です。)
みんなどんだけうどん好きなのか。(まあ、ここはうどん県ですから。)
後でタクシーの運転手さんからも、「町川のうどんは量が多いそうですがどうでしたか?」と尋ねられたくらい。ボリュームで有名なお店だったようです。
冷やしうどんにしたのは失敗で、食べても食べても水でうどんがふくれて行きます。
太くて堅い麺なのでいくらでも水を吸収しちゃうんですね。もう半分くらいでアップアップでした。
次、もし食べるならざるうどんにしよう、と心に誓った次第。
滅多にタクシーを呼ぶ客などいないので、お店の人が戸惑っている様子でしたが、それでも忙しい店内でタクシーがくるまで待たせてもらえて、本当にありがたかったです。混んでいるお昼時にご迷惑をかけて申し訳ない。
おかげさまで、無事タクシーでかんぽの宿坂出まで戻ることができて、午後の坂出駅へのシャトルにもちゃんと乗りました。
これにて、坂出うどんと崇徳院の旅は終わり。雨にはたたられましたが、それはそれなりに雨の風情というものもあります。
本当は雲井の御所とか、鼓岡神社など崇徳院ゆかりの場所はたくさんあるのでそこにも行きたいですが、それはまたの機会に。
夕方の列車で坂出を離れ、松山に向かいました。
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