清水屋 (甘味処 / 八十場駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
白峰宮から歩いて八十蘇場の清水へ向かいました。
坂出に伝わる悪魚退治の伝説では、悪魚の毒気に倒れた八十八人の兵士がこの八十蘇場の水を飲んだことで蘇生したとされています。古来からの霊泉だったのですね。
崇徳院が亡くなった時に、急なことで、都からの指示を待つためにこの霊水でご遺体を保存したのだそう。
[1回]
白峰宮から八十蘇場の清水まで5分くらいの道です。しかし、あまり人が歩いていないので、狭い道を自動車が飛ばしていてちょっと怖かったです。
でも、歩いていると、崇徳院ゆかりの史跡にあたりました。
「岩根の桜」といって、ここらへんの岩のそばに見事な桜があって跡です。都を偲ぶ崇徳院もこの見に来ていたそうです。現在は桜はなくなってしまって、碑があるのみ。
さらに道を行くと、八十場名物ところてんの大きな看板とともに、八十蘇場の清水が見つかりました。
ここは紫陽花に彩られた茶屋になっています。清水の美味しい水を材料にところてんが名物なのです。
水場の側には崇徳天皇の殯(もがり)を行った遺跡である旨の石碑がたっていますが、かなり新しいですね。
霊水の出口です。お地蔵さんに花が飾ってあります。
ありがたい霊水なのですが、この日は土砂降りの雨。どばーって感じで、噴出しているので風情に欠けます(笑)
霊水の中身も雨水で希釈されすぎていそう。
さて、さっそくところてんをいただきに茶店に入ってみました。
お店の中にも清水が湧いていて、涼しげです。
でも、こういったオープンスタイルだと、夏場しか営業できなさそう。ところてんって夏の食べ物だからそれでいいのかな。
名物ところてんは酢醤油と黒蜜で食べるのの二種類。
九州では酢醤油でしか食べないので、関西風に黒蜜のところてんって食べてみたかったのです。
しかしせっかくの名物。美味しそうなので酢醤油でも食べたい。うーん、と迷っていたところ、メニューには大小とあるではないですか。これは小で酢醤油と黒蜜の二種類を食べればいいってことかー、ってバカな考えが浮かんでしまったのです。
ええ、バカでした。だって小だって十分量が多かったのです。すべて完食したらお腹ちゃぽんちゃぽんでした。
でも確かに澄んだ美味しい味でしたよ。個人的にはやっぱりところてんは酢醤油だな、と再確認しました。
それにここのところてんについている生姜がとっても美味しいのです。
ものはところてん、ほとんど水分だから大丈夫、カロリーゼロ、と自分に言い訳しつつ(でも、本当は黒蜜と酢醤油のカロリーが結構あるんですよね。)
ここでも季節の百合の花を見かけました。
降り止まぬ雨。でも、そのおかげで緑が濃く見えます。
紫陽花は雨にぬれるのがとても似合う花ですね。
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