ルーブルのガラスのピラミッドを設計したデザイナーということで、ここも鉄材とガラスとを上手く使った近代的な雰囲気です。
ルーブルにガラスのピラミッドは少々斬新すぎて、あまり好みではないのですが、ここならば、なんの文句もありません。
山中に突如顕れた美術館。非常に贅沢な空間を使っており、なんだか映画アイアンマンのトニー・スタークの邸宅みたい。つまりは徹頭徹尾非現実な感じなのです。
一方壁は大理石が使ってあって、格調の高さと落ち着きを醸し出しています。心持ち、てかりが抑えてあって、色が暖色系なので、大理石でも暖かみを感じますね。
目立つところに、ローマンモザイクと生け花が置いてあります。
なんかすごいな。ローマンモザイクなんてそうそう日本でみかけませんが。その横に生け花が置いてあるのがなんとも不思議な空間です。
吹き抜けとなっている上階から、下に見た図です。
上から見たほうが、モザイクが表すものがよくわかりますね。
展示室は非常に贅沢にゆったりと。丁度、この時は、「」があっていたので、通常展示が減っていて、ちょっと残念。世界各地から集められた美術品コレクション、すべて見たかったのに。
それでもアフガニスタンのガンダーラ仏、イランのリュトンなど、見たかったものは大抵見ることができました。
企画展はちょっと退屈だったかな。陶器は嫌いではないけれど。それほどの目利きではないので。
美術館の名前の「ミホ」とは、この美術館の創始者、 の名前です。宗教団体の代表のお名前とのこと。
なるほどなぁ。
ミホさんのお気に入りを集めたとおぼしき一角には、彼女の言葉が書かれているところが、わずかに宗教色かな。
日本的な石庭もあって、なにもかもハイブリッドです。
美術品を見た後は、ちょっとカフェで休憩。昼ご飯を食べるには別のレストランがあるそうなので。こちらはお茶だけにしました。
せっかくなので、両方楽しみたいものね。
カフェ内はすっきりと。大きな窓から山の風景を楽しめる上に明るいです。
水の入ったコップにもミホミュージアムのエンブレムが入っています。
山の中だからでしょう。水が美味しい。
比較的安価なお茶と和菓子のセットをいただきました。後からしっかり昼食をとるつもりなので、ここは抑えめに。
(ホントはデザートが逆なんでしょうけどねw)
この栗鹿の子は、栗100%で美味しかったなぁ。栗の風味が濃くて、自然な甘さをいかして。歩き疲れてしまった身体に、上品な甘さがジーンと広がります。
これを食べた後、元気がでてもう一回り美術館の中を回りました。
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