鉄道よりもバスのほうが時間も正確で便利なのだそう。おまけに本数も多いし。
ということでオックスフォードの中心にあるバスターミナルまで行ってみました。チケットを買おうとしたら、チケット制ではなく、バスの運転手さんから直接買えるんだとか。
なお、往復のほうが安いので、運転手さんにはround tripといって往復券を買っておいたほうがいいです。
バスは、ダブルデッカー。私は、実は国内も含めて、この二階建てのバスに乗るのって初めてです。
道幅が狭く、また通行人も車両も多いオックスフォードの通り。そこをよくもまあという器用さでダブルデッカーが行きます。
乗っている分には気楽で面白い眺めだけど、運転する人は大変だろうな。
場所によっては、その背が並木に届いたりするし。
快適な二階建てバスの小旅行を楽しんでいたのですが、呆れるほどにすんなりとブレナム宮殿前のバス停にはつきました。
30分もかからなかったゾ。
ただ、実はこっからが大変。ブレナム宮殿は死ぬほど敷地が広いのです。
敷地に入ってから、宮殿まで、おそらく地下鉄の駅ひとつ分くらいはありそう。
駐車場は実はブレナム宮殿の敷地内にあるので、ここはバスじゃなくてレンタカーかバスツアーで来たほうが、賢いかもしれませんね。
雨が降ったり止んだりの中、えんえんと歩きました。
とにかく外国を旅行するには、いちに体力、にに体力。歩け。
で、やっと辿り着いたブレナム宮殿です…。
とにかく入場料(27ポンド 4860円くらい)が高いのにびっくり。二度くるところではないので、宮殿内のエキシビジョンも見ることにしたのが大きな大間違い。しかも中は撮影禁止だしね。
内部は、We shall never surrenderの連呼でした。はい。耳タコできそう。第二次世界大戦にて、いかに、チャーチルはイギリスを鼓舞し、ドイツを撃退したか!という感じのビデオがえんえんと流れています。
チャーチルって人は面白いんだけど、でも、私は「偉人」としてのチャーチルが好きなわけではないので。その「偉業」とやらを見せつけられてもそんなに面白くないです。まあ、英国人にとっては、国家の危機を救ったヒーローなんでしょうけれど。
(アル中で、めちゃめちゃで、品がなく、戦争には向いていたけれど、戦争が終わった途端お役ご免になっちゃうようなオモロイおっさんです。)
ま、そのオモロイおっさんが実は公爵家の出で、宮殿と名がつくようなところで育ったええとこのボンボンであったことは今回初めて知りました。
とにかく広大な敷地。お庭編に続きます。
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