猛暑日記録の続く福岡で、ほとんど気力というものを失っている状態で、へろへろですが、まずはとにかくイギリス行きの旅行記を始めたいと思います。
ああ、イギリスはよかったなぁ、涼しくも爽やかな、一夜の夢まぼろしであります。戻りたいよぉ。
実際の旅行日は2013年7月29日〜8月10日までです。
今年のはじめに、KLMが福岡ヨーロッパ直行便を就航するという、一大ニュースが入ってきました。
毎回毎回、成田まで移動してのヨーロッパ旅行は、やっぱりこたえます。(まあ、今回だって堪えなかったわけじゃないんですが。)おまけにこの夏休みの時期にしてはかなりお値段手頃。
さらに外国の航空会社ではすでに常識になっているようですが、KLMでは、「オープンジョー」という往路(行き)と復路(帰り)の航空便の発着地のいずれか、あるいはすべてが異なる旅程が可能です。
今回の行き先はノッティンガムという田舎町ですが、その前にニューカッスルという地方都市に寄る必要があったので、この制度は我々にはとってもありがたかったです。
それで今回KLMでの旅行となりました。
[18回]
恒例の機内食写真から参りましょう。
KLMは、「質実剛健」「合理主義」の国のオランダの航空会社ですし、まあ、航空運賃が安いだけあって、機体に関してはかなり古めではあります。モニターとかもちっちゃいし。椅子も堅め。(ただし個人的には堅いほうが腰にはよかった気がします。)
しかし、心配していたほど、アテンダントさんの対応は明るく親切で、できたばかりの福岡アムステルダム便ということもあって、日本人への暖かい配慮はちゃんとありました。(日本人のアテンダントさんの数も多めでした。)
で、今回エコノミーなのですが、機内食がかなり旨い。そりゃーもう、アメリカ資本の某航空会社のビジネスクラスと比較しても。(以降、某航空会社への文句を二千字削除)
最初の機内食は時間的に言ってお昼ご飯。和洋食選べるはずなのですが、どうも和食が大量に余ってしまったようで、選択の余地はなく、そぼろと鮭ご飯という和食と相成りました。
見てわかるように容器などはホントに簡素で、重量をいかに減らすかと言うことに集中してますな。でも、ま、エコノミーだしね。
で、それなのに、ワインが旨いんだ、これが。
チリさんらしいのですが、赤も白も旨かった。
最終的に残ってしまった大ぶりのサーモンをあてに、ほろ酔い気分。まあ、機内は気圧が低いので、酔いはすぐにまわります。
後特筆すべきはパンの美味しさ。通常大抵の航空会社のエコノミークラスではパンなんてかさかさに乾燥したのが冷たくなってでてくるものです。滅多に手を出すことはありません。炭水化物だからけの食事なので、ちょっとでも減らしたいし。
なのにこのパンは美味しい上にちゃんと暖めて提供されるんです。ああ、どうしよう、残せない。(なお、この写真は配偶者のもので、彼はパンを二個もいただちゃってます。おかわりOKみたいです。)
サイドディッシュのソーメンも具だくさんで、これまた白ワインのよいアテ。
となりからまだ瓶に残っている私のワインを狙う配偶者を撃退しつつ、愉しみます。
デザートがあんみつなのが楽しかったです。(あんこは苦手なので、除いていますがあんみつです。)
私はケーキはよりもこっちのほうが数倍うれしい。
さっぱりと食事が終われます。
お次は着陸直前のセカンドミール。こちらも、時間の都合で昼食かな。
このペンネ、具だくさんで美味しかったー。ちゃんとアルデンデ状態のパスタが機内食ででるとは、ちょっとびっくりしました。
この時もパンは暖かいです。
そしてアムステルダム、スキポール空港に到着。ヨーロッパの巨大なハブ空港として有名です。
乗り換えの時間が一時間程度しかなかったので不安に思っていましたが、機内で乗り換え便の案内や空港地図がモニターに表示されるので、それをちゃんと見ていれば大丈夫。広いので心の準備があるかどうかはとても重要ですね。
ただあまりに合理的に乗り換えられちゃうので、スキポールでお買い物ができないのが残念でした。
セキュリティチェックはありますが、それほど時間がかならなかったので、余裕で乗り継ぎができました。
さらにというか、乗り継ぎ便のほうが遅れて飛び立てなかったw
これは行きよりほんの少し余裕があった帰便の時に撮った写真です。
チューリップとか売ってるし。
デルフト焼きの風車もあるし。
オランダは風車とチューリップの国というパブリックイメージを堅持するようです。
サクラ、フジヤマみたいなもんですね。
ああ、でもなぁ、ここスキポールで降りて、アムステルダムに滞在したかったなぁ。
レンブラントの夜警があるんですよ。もちろん、フェルメールもあるし。
そしてミッフィーのゆるキャラ化が激しかったです。KLMの機内でも、アテンダントの制服着たミッフィーが販売されてましたし。ハローキティあやうし。(ミッフィーのほうが先に生まれてるんですけどね。)
そんなこんなで、無事に乗り換え、機はニューキャッスルへ。天気があまりよくないようで、空には巨大な積乱雲?が。ラピュタは本当にあったんだ!ごっこに最適な写真です。
こちらはバーミンガムから乗った帰路の機内食です。
帰路もやっぱり和食しかなくて、カツ丼です。
まあ、さすがに帰路は胃も疲れているので、少し食欲は落ちてます。
でもパンはやっぱり美味しい。買って帰りたいくらい。
(福岡空港で売ると売れると思う。)
セカンドミールです。朝食ですね。グリーンピースのマッシュってヨーロッパではポピュラーな食べ物らしいです。
機内でおつかれたれぱんだと。
もちろん、長時間フライトなので疲れたことは疲れたけれど、それでも乗り換えがひとつでも少ないのはホントにありがたかったです。
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