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籠花 (かごはな)★★★★☆ 4.0
さて、また久しぶりに福岡市内のランチ情報を。
地下鉄赤坂駅を出たすぐ、こんなお店あったっけと思いましたが、すでに5周年らしいです。
夜は料亭なんでしょう、落ち着いた感じで、高級そうなので入りにくい雰囲気ですが、ランチは結構リーズナブル。

お昼に一番人気の花籠弁当をいただきました。発芽玄米ご飯に数種類のおかずと、ヘルシーなバランスのとれたランチが私好みです。




[1回]
ランチの時間にはぎりぎり、2時ちょっと前に地下鉄赤坂の駅を降りました。
大名、赤坂と、いいお店はたくさんありますが、目の前のランチの看板に飛び込みました。

…。
京料理という看板もありますし、夜は料亭なんでしょう。
ちょっとお高そうで敷居が高いといえば高いのですが…。

店の前に出ているランチメニューが結構リーズナブルかつ詳しい(笑)。なにしろ、唐揚げ定食の唐揚げの数までちゃんとでています。
これは料亭というよりは、なんだかおふろくの味定食系という感じ。
鰯のぬかみそ炊きはとても懐かしい食べ物なのですが、こればっかり祖母がつくってくれたものに敵うお店はないので(^^;;;。
一番大きく書かれた籠花弁当にしました。

室内は掘りごたつ形式。しっとりと落ち着いた感じが悪くありません。

さて期待の籠花弁当。日替わりの様子です。刺身と、豚の角煮がメインで、あと小鉢が少々といったところでしょう。
お漬け物は自家製のぬか漬け。無農薬発芽玄米。うむ、いいですね。こういうちゃんとしたランチが食べられるお店は。

刺身は、ひらめ、たい、かんぱち。結構量がある上に、イキがいい。やっぱり福岡は生の魚が美味しい。

で、発芽玄米ご飯。普段も発芽玄米ご飯なので、なんだか自宅で食べているような気分になりました(笑)
もっとも自宅ではこんなおかずの品数は無理ですけれど。

料理の中で一番おいしかったのがこの豚の角煮。とろっとやわらかくて甘くて。ご飯にもよくあいます。

後、酢もつやじゃがいものきんぴら、高野豆腐などなど、京料理というよりはおばんざい系のおかずがちょこちょこと。
ぬか漬けを食べて、ちょっと祖母の漬け物を思い出してしまいました。

私の実家では、祖母が毎日ぬか床の世話をしていました。
毎日毎日、美味しい漬け物が食卓に並びました。というより、漬け物だけは、欠かすことがなかったのです。(ぬか漬けは毎日漬けて、食べてないと床がダメになってしまうのです。)
寒い日も暑い日も毎日毎日、床を混ぜ、きれいにする作業の繰り返し。私にはとても真似ができません。
食卓にあって当たり前だった漬け物。それが失われて初めてその価値を思いしりました。
どんな料亭、どんな小料理屋でも、祖母のぬか漬けを越えるお漬け物をいただいたことがありません。
手前味噌のお話です(^^。