葡萄酒場 ICHIGOYA (欧風料理 / 新御茶ノ水、小川町、淡路町)
★★★★☆ 4.5
夕方から出発した配偶者とやっと合流して、初日の夕食はいっしょに食べに行きました。
さて、お茶の水。配偶者によれば、コストパフォーマンスがよいお店は知らないとのこと。
駅の周りの繁華街などをうろついて、よさげなお店を探しますが、なるほど、あまり印象的なお店がありません。
で、ぶらぶら歩いて、新お茶の水の方向へ行くと、ちょいとピンと来るお店が。
闇に光るメニュー表が、なんとも美味しそうな雰囲気。葡萄酒場 ICHIGOYAとあります。
お店は二階です。この間口が1階にないお店ってのも、狙い目なんだよな。
[1回]
小さなお店なので、満杯の様子。あきらめようとしたら店長さんが、席を作っていただきました。どうもありがとう。
さらに彷徨うのは大変だもの。
ワインの瓶が並べられた店内はとてもアットホームな雰囲気です。ワインバーとしては珍しいですが、いかにもお酒好きな趣味感バリバリのお店ですね。
まずは付きだしにこごみなど山菜のおひたしです。
しゃきしゃきしていて美味しい。ワイン=洋食と思っていたからちょっとサプライズ。
ワインは店員さんのおすすめでRaig de Raim.スペイン、カタルーニャ地方のワインです。
写真は撮り方まちがえて、うつってませんが、モダンなラベルの赤ワイン。果実味が強く、フレッシュです。
ワインを選んだところで、料理はすべておまかせ。こういう趣味に走ったお店では、おまかせしちゃうのが一番賢いです。
ということで、最初の皿はいかのみそ和え。これまたオツな。
ワインにあうのかな、と一瞬思ったけれど、ミディアムボディがまろやかに包んで、意外なマッチング。
お次はたこの梅ソース。配偶者は好きなものばかりが出てくるとご機嫌です。ほら、言ったとおりでしょ。このお店、美味しそうって。
たこの歯応えに、あっさりすっきりとした梅ソースが爽やか。
そしてメインはブリかま。写真ではその大きさが、よくでていませんが、でかい。
赤味噌のソースなのも面白いですね。
かまですが身もたくさんはいっていて、かなりのボリューム。ここらへんでお腹もひといきついてきました。
さらに、ふきのとうの天ぷら。ワインバーなのに山菜を上手く使った料理がでてくるのもポイント高いです。
ほろ苦さがいいですねえ。あー、春の宵。粋な味です。
こうやって意外な物に出会えるのがおまかせのよいところか。
さらに、鶏肉のトマトソースも。
和物主導でしたが、もちろん洋食もあります、という感じ。トマトソースも酸味が強すぎず調和のとれたお味でした。
ボリューム感のある料理が続いてちょっとさっぱりとしたものが食べたいなと思っていたら、新キャベツのサラダがでてきました。
クミンの香りが爽やかです。
なんというか、こちらの気持ちのノリに沿った料理が出てくるという感じ。さりげなさが嬉しい接客とともに心地よい。
やー、拾いモノのよいお店。
で、そろそろワンボトルをあけて、白も飲みたくなりました。もう1本フルボトルをとろうとする配偶者を必死でとめて、おすすめの白(内容失念)をグラスワインで。
次の日から私はオフ会あるってば!ここで、飛ばしすぎたら次の日から飲めないから!←かろうじて理性が残っていたらしい。
この後、パスタは断って、チーズの盛り合わせにしていただいたのですが、その頃にはすっかり酔っぱらって、写真を取り忘れてます。てへ。
チーズの盛り合わせ、美味しかったです。
これが福岡にあったら通いたいお店です。東京在住の方々、強力おすすめです。
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