茶丈藤村 (和菓子 / 石山寺駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
さて、関西旅行の話にもどります。(今、沖縄でこれを書いてますw)
石山寺に午前中いっぱい滞在し、きれいな空気、景色を楽しみましたので、お昼ご飯。ああ、よく歩いた。
なにもあてもなかったので、目についたお店に入ってみました。

「茶丈 藤村」という、和菓子屋さんです。表に軽食もあります、とあったので。あっさりとした物が食べたかったので、ちょうど良さそう。
[3回]

和菓子屋さんなので、和風モダンな店内、落ち着いた雰囲気 でした。

入り口にある前庭なんかもいい感じですね。

茶丈 藤村 の名前の由来、作家の島崎藤村が石山寺の庵を借りて住んでいたことや、石山寺に関するいろいろなTipsが描かれた漫画絵。
楽しく、石山寺について詳しくなれます。松尾芭蕉の「石山の石にたばしる霰かな」の句も。

そして、こちらが、島崎藤村が住んでいたという庵。残念ながら中には入ることができませんでしたが、滴る緑の下、風雅な趣の茶房でした。やっぱ、昔の文学者は粋です。

さて、肝心のお昼ご飯ですが、ふじおこわのセットをいただきました。軽めの昼食にはぴったり。
大きな丹波黒豆のおこわと胡麻豆腐の白味噌のお味噌汁、きゅうりの鯛味噌のせがついています。

つやつやとしたおこわが、もっちりと美味しい~。風味のよい黒豆はふっくらやわらかで。風邪に痛めつけられて身体に優しい味。
さすが関西だなあ。甘めの白味噌のお味噌汁も、喉の痛みを忘れさせてくれます。
多分、元気だったら、この量じゃちょっとものたりなーいってなってたかな。その時の疲れた私には丁度よかったです。

これまた甘めの鯛味噌も、きゅうりの爽やかさを強調していていて、さっぱりといただけます。

とはいえ、せっかくの和菓子屋さん。ご自慢のお菓子も食べてみたい。ってことで「たばしる」という和菓子とお抹茶のセットをいただきました。
そう、芭蕉の句の「たばしる」からとってあるんですね。

求肥のお餅の中に、丹波小豆と胡桃とが入った面白い趣向のお菓子。いろんな食感がひとつになっていて、不思議なハーモニーです。
甘みも上品で、大変に風雅なお菓子。近江も京都と同じで、いろんな和菓子屋さんがあって、食べ歩くのも楽しそうです。
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