iPhoneのマップを片手にさまようのは住宅地です。いや、もう、iPhoneさまさまっていうか、方向音痴の私はGPSがあるからこそ、土地勘もない上に、中途に看板もないようなマニアックなお店にも辿り着けます。
松下製麺所は製麺所です。決して「うどん屋さん」ではない。製麺という本業の傍ら、うどんを提供してくれるという感じ。あくまでもストイックな雰囲気。
最初になん玉と指定して、熱いのであれば自分で茹で、冷たいのであれば出汁をかけていただいて、食べます。もちろん、後片づけだってちゃんと残滓などをわけ、きちっと自分でやらないといけない。
冷たいうどんがなによりの好物の私。まよわずぶっかけをお願いします。温泉タマゴをつけてもらって。玉ひとつで180円。温泉タマゴをつけても230円。なんて素敵なお値段。
近年は讃岐うどんブームで、観光客がうどん巡りをすることも多くなっているようですが、基本的には地元の人のうどん屋。真っ赤なコート着た私は少々じゃなくて浮いてるかも(笑)まあ、お店の人は何もわからない観光客だな、って感じにやさしく接してくれましたが。
肝腎のうどんですが、いやー、もう、旨いこと旨いこと。正調讃岐うどんのコシの強さ。四角に切られたうどんのキレのよさ。それを包み込むようなふわふわの天かす。旨い出汁!。何も足さない、何も引かないってウィスキーのCMじゃないけど、うどんのハードボイルドともいうべき、ストイックなお味。
他の県でもさぬきうどんは食べることができますが。やはり本場はひと味もふた味も違っていて…。何度も言いますが本当に奧が深いです。
思わず、おみやげ用のうどんも買っちゃいました。
今回は合計3回うどんを食べて、大満足。高松駅でさらにおみやげを買った後、福岡に戻るべく松山へと列車で向かいました。
お天気もよくて、車窓に見える海がとても綺麗。
うーん、またうどん食べに行きたいなぁ。
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