歯列矯正もかなりすすんで、大分、堅いものも食べられるようにはなりましたが、まだまだフランスパンみたいなものはコワイ。サンドイッチにかぶりつくこともムリ。
勢い、カナダなどでは食べられるものが、限定されてきます。かなしいなぁ。
バンクーバーのダウンタウンを散策すると、とにかく寿司バーが多いことに気付かされます。どこもここも「Sushi」
回転寿司も、お洒落系寿司バーも、ちょっとレトロ入った昔ながらのお店も。
普段ならば、とにもかくにも海外ではなるべく日本食は避けたいところですが、今回背に腹は替えられません。和食レストランに入ることにしました。

ダウンタウンのど真ん中、フェアモントホテルの真向かいにある、
KAMEI Royalというお店に行ってみました。



[1回]

きれいなモールの二階に、結構広い面積をとっている大きなお店です。

入口には長野オリンピックで活躍したアスリートのサイン入りの写真が飾ってありました。彼らも和食を食べにきたのかな?
真央ロールなんて特別なメニューもあったので、一種の広告みたいなもんでしょうか。

店内は昭和の時代のバーやスナックといった感じ。それに日本の民芸品などが飾ってあって不思議なミスマッチというか。
カラオケも置いてあったので、夜にはカラオケバーになるのでしょう。

メニューを見ると船型の容れ物を使ったメニューが。○○boatという名称が付けてありました。この店だけでなく他のところでみかけたので、バンクーバーの和食ではポピュラーなやり方なのでしょう。

郷にいればGoに従え、私は早速この豪華そうな舟盛りに挑戦してみました。
カリフォルニアロールをはじめとした寿司と、天ぷらと、小鉢がひとつ載っていました。
さすが、カナダというか、量だけはものすごいです。

配偶者は、うどんに惹かれて天ぷら定食を頼んでいました。
どこに行っても麺類が好きな人です。

容れ物とうどんのありなしが違うだけで、あんまり天ぷら定食との違いはなさげです。
寿司は海苔が中巻のロールもの。昨晩のCOASTででてきたような洗練されたものを期待しちゃだめでした。
でも、まあ、ちゃんとお米はジャポニカ米だし。

うどんは、普通に美味しかったようです。まあ、なにはともあれ遠く離れた異国でうどんが食べられるのだから。

天ぷらは、ちょっと日本のとは違うかな。フリッターみたいなふかふかした衣でした。
で、どんとサツマイモが存在感の大きさを示してます。
でも、昔はこういう天ぷらって、日本でも売っていたような気がします。
まあ、こういった具合で、ちこっと場所のよすぎるお店だったのが、失敗の原因かなと思いました。もっとも、かなり流行っていたので、バンクーバーではレベルが高いのかもしれません。
普段、海外で日本食レストランに行けないのが不満な配偶者はかなりうれしそうでしたが(^^;;;
ところで、この日本レストランで給仕をしていた白人青年君。お茶をいれてくれるのはありがたいのですが、溢れさせるといった感じのドジっ子くんでした。大丈夫かなあ、と思って見ていたら、横のテーブルを拭いていて見事に醤油入れを倒していました。
多分、パニックになったのでしょう、ひろがっていく醤油を、必死にナプキンで吸い取ろうとしてました。いや、それ紙タオルかなにか持ってこないとムリっぽいから。
他の従業員に見つからないように、必死といった感じがしました。
こういった外食産業には不向きなのに、よりによって日本レストランに就職した彼は、今でもクビにならずに働いているでしょうか?ちょっと心配です。
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