ガムラスタンの中心ともいうべき、王宮に入ってみました。
スウェーデンは王制をしいているので、ここにはちゃんと王様がいます。(といっても、生活自体は別の離宮でされているそうです。)
そういった点で、ヴェルサイユ宮殿とも、エルミタージュ宮殿とも、シェーンブルン宮殿とも違いがあるような。印象としてかなり男らしいというか、軍の影響が強い宮殿でした。
王宮の内部を見学しているうちに宮殿の前庭で人だかり。鼓笛隊の音楽とともに、閲兵式がはじまっていました。
かなりのひとだかりなので、なかなか写真は上手く撮れません。
金モールに黒い制服がかっこいいです。
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近くを隊列を組んで通った時にやっと撮影したアップ。
なにしろ周り中背が高いですからひと苦労。私は日本人女性としては背が高い部類に入りますがこちらではチビだもんね。
儀式用とはいえ、きらめく銃剣にすごみがあります。彼らは軽そうに持っていますが、重量もかなりありそう。ピンと背筋が伸びているのがホントかっこいいです。
警備担当もちゃんと制服着てます。
王宮の内部は残念ながら撮影禁止。17世紀のロココ様式を踏襲した内部は手入れがとても行き届いていて美しいです。
特に、ヴェルサイユの鏡の間に影響を受けて制作されたバンケットルームは、金と黒とで飾られて、鏡の間よりシックで私は好きでした。
印象に残ったのは、宮殿の片隅にあった憂いを帯びた美しい女性の肖像画。思わず見とれていると、警備の人が「それはイギリスから嫁いできた女性です。」と教えてくれました。
豪奢なドレスに身を包みながら、どこかに孤独な雰囲気がします。
儀式がない時も、警備の兵隊さんがいます。ミリタリーに迷彩服。
にこりともしない真剣な表情で、交替やってました。
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