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酒とバラの日々 福岡を中心とした食べ歩き情報と、ワインやおつまみのレシピブログです。 国内、海外の旅行記もやってます。 Twitter:http://twitter.com/ariahisaeda

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オランダスキポール空港 ホテルシチズンM

では、イスタンブール編を始めます。今回もKLMで福岡から出国。アムステルダム経由でイスタンブール入りとあいなりました。

ただ乗り継ぎが極めて悪いので、アムステルダムのスキポール空港にて一泊。



スキポール空港からアムステルダム市街へはちょっとあるので、せっかくのオランダですが、今回は空港内だけ。
本当はアムステルダムの美術館でフェルメールとかレンブラントとか見たかったんですけどねー。
今回はイスタンブールに集中するために体力温存で。



スキポール空港はヨーロッパの巨大ハブ空港。
空港の機能だけでなく内部に大きなショッピングモールがあることでも有名です。



KLMの本拠地。美術館やらスーパーマーケットやらで、空港内でも一日遊べるような仕様になってます。写真はオブジェ代わりにおかれたジャンボジェットの部品。子どもが遊べるようになっています。

ただ、なんでもお高いのよね。もちろんオランダは物価が高いですが、空港内ということで多分5割ましくらいかな。



こちらは滑走用の車輪。やっぱり大きいなぁ。



一晩の滞在ですが、空港にほど近いシチズンMというホテルに。スキポールからは通路があって、荷物をカートに入れたままチェックインできるという、大変便利なホテルです。



ヨーロッパに時々あるデザイナーズホテルってヤツで。やたらにモダンアートっぼいコンセプチュアルな外見です。カタカナが続きましたが、一言に要約すると「変」ですw



この廊下のデザインもどこかおしゃれっぼいでしょ。



部屋のインテリアはさらに変でした。シャワーブースと大きなベッドが小さな部屋に詰め込まれた感じ。カッコつけないで、シャワーブースを円形にしなければもう少し余裕がありそうだけど。そうしないのがデザイナーズ魂というものでしょう。

全体的にシンプルで機能的ですが、先端を走り過ぎた感もあります。後ろのブラインドは手動ではなくコントローラーで操作しますが、これが扱いにくいのなんのw
なおシャワーブースの照明も同じコントローラーで色まで変えられます。

最初はなんとなく落ち着かない雰囲気でしたが慣れるとなかなかいい感じ。



このシンプルデザイン優先で機能を犠牲にした感じ、Appleっぽいなあ、と思っていたら、やっぱりありました。Macがたくさん。



こちらが朝食。スキポール空港の中の物価はとても高くて、たとえスーパーマーケットで買ってもお高い。
その点ビュッフェスタイルのこの朝食は朝しっかりと食べるのならばお得でした。さすが酪農大国の乳製品は、美味しいのです。



ところどころに飾ってある「へん」な絵。
面白いです。



とても涼やかなスキポール。この気候ならばオランダにとどまりたいわー。
ってわけにはいかず、ここより一路トルコ、イスタンブールへ。 

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ケネディ宇宙センター サターンV その2

アトランティスを見た後は大型バスで移動しました。現在も稼働中の発射台や
ロケット工場をバスの中から見学できます。

スペースシャトル計画が終わったため、軍事機密扱いが緩和されて、かなり近くまで寄ることが出来るようになったみたいです。



こちらはロケット工場。写真ではその巨大さをイマイチ表現出来ていませんが。
小さく見えるNASAマークがだいたい球場くらい。星条旗のストライプが高速道路幅なのだとか。
とんでもない大きさの建屋に、ロケットを最大4機、製作整備出来る施設が収まっています。

遠目からもただただひたすらデカい。



こちらは発射台。かーっちょいいー。
手前のタンクにはまんまるい液体水素のタンク。ロケット燃料ですね。




広い敷地の中はほとんどが野生生物の宝庫の沼沢地です。
野生のワニなど危険な猛獣もいるとか。

ワニは機密保護に一役買ってるらしいとの、いささかブラックなジョークもf^_^;)
でも一番怖ろしいのは昆虫だそうです。ちょっと刺されるだけで死に至るアリなんてものいるとか。



さてお次はサターンVの展示を見に行きました。入口にはいると管制室の実物模型があって、打ち上げの様子が再現されます。臨場感煽ります。

サターンロケット。有人月探査船。
名の由来は月の次は土星だね、ということから、らしいです。火星を通り越して土星に目を向けているのがなんともアメリカらしいね。せっかくなら太陽系最大の惑星木星にちなんでジュピターにすればよかったのに。

 


いきなりサターンVの後部コーンノズルが目の前にどかん、と。
さっきのシャトルも大きいと思ったけど、まあ飛行機レベル。
こっちは巨大さが違います。



といってもまあ、そのほとんどは地球の重力から脱出するための燃料なわけですが。
発射2分で最初の第一段は切り離されます。



そして月への軌道に乗せるための第二段ロケット。



宇宙飛行士が乗っているのは、ほんの先端の部分です。
こんだけでかいのに三人しか乗れない。なんて、コスパの悪い乗り物。
しかも一回こっきりの使い捨てで勿体ない。

ってことで使い捨てではないシャトル計画が始まったようですが、「勿体ない」がいつもよいことではないようで。結局シャトル計画はアポロ計画よりもお金がかかった上に、何度も事故をおこしてその安全性も問題視されるようになってしまいました。



こちらは回収された大気圏突入モジュールです。
突入時の発熱による焦げ跡がさらに生生しいですね。



そして持ち帰られた月の石。
大坂万博ではとても長い行列ができたアメリカ館には入れなかったので、私は初見です。
拍子抜けするほどただの石っころです。これを拾うためにかかった天文学的な予算から考えると。



これは当時の宇宙服。なんとなくレトロフューチャーなSFな感じです。



映画にもなったアポロ13の展示説明もありました。A Successful Failure 成功に満ちた失敗とでも訳せばいいのかしら。
結局月着陸はかなわなかったものの、最大限の努力によって三人の宇宙飛行士を帰還させた伝説的なミッションです。




宇宙服を着たスヌーピーの像。40年も前からスヌーピーは有人宇宙飛行のシンボルなのです。
有人宇宙飛行ミッションの成功のために大きく貢献した人にはシルバー・スヌーピー賞という賞が与えられるとか。今風に言えば「ゆるキャラ」だったようです。

現在NASAはかなり予算的に厳しい状況にあり、宇宙開発の多くは民間に委ねられることになりそうです。NASAが今後も存続し、宇宙開発を続けるためには、個々人のサポートが必要で、NASAとしても宇宙センター施設などの見学を通して、アピールしていきたいといった感じです。

まあ、シャトル計画も終わったことだし、できればまた月有人探査の夢よ、もう一度。そしてさらにハードルが高い火星探査へと。Where no one has gone beforeへと。計画が継続されることを祈ります。

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ケネディ宇宙センターその1 スペースシャトル・アトランティス(フロリダ)

せっかくフロリダくんだりまで来たんだから、ホテルに引きこもってばかりではナンなので、ケネディ宇宙センターへの小ツアーに参加することにしました。

テキサスにいる頃、ジョンソン宇宙センターには行きましたが、こちらは初めてです。




7〜8名くらいでバンに乗って、運転手兼ガイドさんに連れられて、1時間ちょっとくらいの道のりです。

日本人のガイドさんはずっとこのケネディ宇宙センターが専門のベテランなので、お話が詳しく、わかりやすく、面白かったです。

ちょうど折良く、若田宇宙飛行士が国際宇宙ステーションから帰還したばかりの時で、その話題でも盛り上がりました。
他の人に軽く支えられてとはいえ、自立してインタビューを受けていた若田さん。ガイドさんによれば、宇宙ステーション内ではものすごい勢いで、筋肉が劣化するので、たいていの宇宙飛行士は帰還したばかりでは立ち上がれないそうです。おそらくステーション内で、きちんと筋肉トレーニングを欠かさなかったのでしょう。強い意志力とセルフコントロールの賜物なんでしょう、ということでした。



その若田さんが行っていた国際宇宙ステーションの壁画。
立派に日の丸がど真ん中にいます。ちょぴっと嬉しいね。



さらに入り口を進むと、宇宙センターの名の由来である第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディの顔が刻まれた噴水が。

まあ、宇宙開発といえばケネディ元大統領。依然としてその人気は衰えていません。




まずは先日最後の飛行を終えたスペースシャトル、アトランティスに会いにいきましょう。

全米に三機ほど一般公開されているシャトルの一つだそうです。



このデカイのはシャトルを大気圏外に運ぶ発射装置でしょう。



シャトルは大きな体育館のような建物の中に展示されています。
入場したとたん成層圏から見る地球の姿とスペースシャトルの映像が出迎えてくれます。おお。盛り上がる。



で、こちらがアトランティス。もちろん模型ではなく、本物。何度も大気圏突入を繰り返し、焦げたタイルがとても生々しいです。



中身が見えやすいように、ぱかっとあいています。ここで、国際宇宙ステーションなどにドッキングするマジックアームが見えます。




やっぱロケットや飛行機って、ビジュアルの花は後部のノズルよね。開いたノズルがかっこいいです。



こちらは国際宇宙ステーションの模型です。子どもならば、内部に入ることができます。結構高い場所に置いてあって、床がガラスなので入ると怖いらしいです。高所恐怖症には難しそうだ。

私たちのグループには小学生の男の子が二人いたので、元気よくこの模型に入って遊んでました。元気じゃのう。

ってことで、見学はその2に続きます。

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ディズニーリゾート ヒルトン オーランド ボネット クリーク (Hilton Orlando Bonnet Creek)

お次はフロリダ旅行記です。といっても、行く前に夫婦ともどもギックリ腰になったりしたので、ほとんどの日々をホテルステイしてました。

なので書くべき旅行記はちょっとだけです。

滞在したのはヒルトンオーランドボネットクリークです。ディズニーワールドにほど近く、無料のシャトルバスが出ています。



巨大なリゾートホテルです。まあ、この手のリゾートホテルは外に出ることが難しく、全体的にホテル内で遊ぶということになりがちです。
のんびりとしたホテルステイもまたよしってことで。

それにしても、物価が高い。500mlの水のペットボトル一本でも300円以上します。ホテル外に買い物に行くには車が必要なので、仕方なくホテル内で購入するしかなく、水がとっても貴重品でしたw



ホテルの前には大きな沼があって、噴水がライトアップされています。オーランドは沼地が多いのです。きれいな光景ですが、やや人工的。(沼地だらけの二束三文の荒野を、ディズニーが切り開いてエンターテイメント帝国を作ったというのが正しいでしょう。)



ホテル内の庭には大きな流れるプールがあって、豊島園みたいですw
ぼんやりと流れるには大変気分がいいのですが、フロリダは紫外線が超強いのでご用心。




なんだか王侯貴族みたいなサンタン用の小屋まであります。でも誰も使ってなかったな。有料なのかも。



おおたれもリゾート気分。他にお客さんがいないのは、朝早い時間に撮影したからです。



ホテル内にはその他にゴルフコースもあるようでした。私も配偶者もゴルフはしないので関係ないや。
まあ、ゴルフ場の芝って見ている分には綺麗ですよね。



朝食はビュッフェスタイル。目の前で焼いてもらえる具だくさんのオムレツが大変美味しいです。正直コストパフォーマンスがよくないレストラン群しかないので、朝に食べだめ(笑)。お昼なんかは持参したクッキーなんかで済ましたりしてました。



後、朝食時、頼めばコーヒーだけは部屋に持ち帰ることができたので、これも便利でした。アメリカだけにたっぷりサイズのマグで。

全体に冷房が効きすぎなので、日陰のオープンテラスがお気に入りの場所。みながプールで遊んでいる姿を見ながら、ぼーっとしてました。
ってことでせっかくのディズニーワールドなのですが、遊園地には行かず、のたのたしていました。(20年前に1度フロリダのディズニーワールドは遊び倒しているので、もう、いいかな、とか。年とったねえ。)

で、最終日近くにやっとジョン・F・ケネディ宇宙センターへの一日ツアーに行くことになりました。詳細は次エントリで。

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南紀白浜三段壁船隠しの洞窟(白浜)

熊野本宮から来た道を帰り、新宮からの夕方の列車で南紀白浜に向かいました。
まあ、こんなことならば、もう一日新宮に居ればよかったと後悔しましたが。
一人旅はよくばりすぎちゃダメですね。でも、まあ、熊野三山を踏破できたので、旅行は大成功でしょう。



車窓は熊野灘。補陀洛渡海の海です。あらためて、遮ることのない太平洋だな、と。
海は見慣れていますが、湾の中の海とはやはりひと味もフタ味も違います。



多分串本辺りでしょうか。漁港の近くで静かに日は暮れていきました。

そして南紀白浜の駅に到着した時には日はとっぷりと暮れておりました。
普段、一人旅の際には日が暮れる前に宿に入ることを鉄則としておりますが、仕方ありません。駅からタクシーでホテルに向かいました。
宿はちょっと面白いマンション風でしたが、着いたのが遅くすぎました。
チェックインこそ電話連絡で対応してもらえましたが、その後は係のひとがいなくて温泉の場所や近くのレストランを聞くこともできずw
もそもそと手持ちのクッキーを食べて空腹を紛らわしました。(淋)
せっかく白浜に来て温泉に入れなかったのは残念だったけれど、もうくたくたに疲れていたのもあって、さっさと寝ました。



翌朝、さてどうしましょう。一応南紀白浜に来たのだから、有名どころの観光地もまわってみることにしました。
バスで三段壁という景勝に行くことができるようなので、街の見物も兼ねて。

南紀白浜の街は、大型の旅館やホテルが建ち並び、いかにもな温泉地。あー、こういう場所は松島と同じでひとり旅にはツラいのよね。
団体やファミリーで楽しく来る場所なので、ひとりは結構肩身が狭いのです。

それでも三段壁は、かなり豪快な景色。見渡す限りの大きな海を、浸食された岩が彩ります。日本海側で言えば、丁度東尋坊とかそんな感じ。



さすがに自然の造形は素晴らしいなあ、と。
とはいえ、いつもの如く高所恐怖があって柵に近寄れないんですけどね(^^;;;



ふと見ると三段壁舟隠しの洞窟とやらが。つまりこの三段壁の下には洞窟があるらしく、高速エレベーターを使って地下38メートル下の洞窟まで降りることができるのだそうです。

高速エレベーター内にはガイド役のお姉さん。説明を受けながら結構長い距離を降りるのでびひりました。(エレベーターのなかでは観光客は私一人でした。)



エレベーターで降りると、熊野水軍の軍船が置かれていました。団体客記念撮影用なので、喜んでたれ写真に利用させてもらいました^_^



さて中身ですが、暗くしめったホンモノの洞窟です。当たり前か。心なしかひんやりとした空気。



熊野水軍の軍船図です。

江戸時代に街道が整えられる前は、海上交通は非常に大事だったはずです。(勿論江戸以降も大規模輸送はやはり船舶だよりでしょう。)

そして海につきものは海賊。通りかかる商船を襲い、通行料をいただくってヤツですね。襲わずとも、あらかじめ通行料を払えば、他の海賊から守ってくれていたのかもしれない。

だから水軍は力があった。熊野水軍は瀬戸内海を抑えていたそうですから、その力は強大です。
そして源平の壇ノ浦合戦でまで大活躍したというのだから、軍事力のみならず政治力は侮れないものがあります。

もしかしたら、天皇や公家の熊野詣でも、熊野の宗教的共同体とともにこの水軍とのつながりを保つためだったのかもしれないとついつい想像がひろがります。



こちら洞窟の番小屋のようです。
交替でこの洞窟に詰めていたんだろうな。洞窟での生活は厳しく質素、しかし、武装はしっかりと。

船を引きつけて固定し、乗り移るための武器など、剣呑なものも転がってます。さすが海賊。



海に面した洞窟からの出口では、どっぱーんと波が入り込んできて、なかなかの迫力。
ここに軍船を置いておいて一丁ことあらば、荒波に出航していったんでしょうね。



この時点では干潮だったので、満潮ならばもっと迫力があったとのことでした。ちょっぴり残念。
でも、充分に潮の迫力は味わえました。



さすが密教の聖地、熊野。洞窟の中でも、神仏は欠かせません。弁天様の像を飾った祠がありました。牟婁大辯財天(むろだいべんざいてん)。おそらく水の神様として祀ってあるのでしょう。



洞窟の中だけに怖さ妖しさ爆発です。16童子を従え、六臂には独鈷など武器を持っています。頭の上には鳥居。遠くて見えませんが、多分鳥居の向こうには宇賀という蛇神様が乗っています。所謂宇賀弁天と呼ばれる神仏混淆のお姿ですね。

まあ、板子一枚下は地獄の海の男たちですから、水神や弁天様の加護は欠かせないのかもしれません、



洞窟をでて、千畳敷と呼ばれる浜のほうにも行ってみました。ごつごつした岩場はとても歩きにくい。
躓いて膝を打ったのはナイショw
それにしても、海の浸食による地形はかくも面白い。



面白いといえば、南紀白浜のポスターにもよく使われているこの双子岩。
バスの中から拝見しました。

結局まわれたのは三段壁だけ。もう少し時間があればという感じです。
南紀白浜は熊野古道めぐりとは別の時に来るべきだったのかもしれません。

さてながらく続けました熊野古道の旅の記録ですが、これにて終わり。
計画をたてた時には、こんな長い旅をどうしようと思いましたが、熊野はワンダーランド。これでもまったく足りません。また、是非訪れたいと思います。

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