奥社入り口の横に正式な入り口があるのですが、奥社への参道からの分かれ道からも行けます。
ただ、この裏から入ると、鬱蒼とした森のなか、ほとんど人がいないのです。
一応、方向を指示する看板もあるし、道も板できちっと確保されているのですが…。ひとりなので、これはかなり心細い。
日頃、人混みが苦手で、人の少ない場所が好きな私ですが、やはり限度というものがあるというか。森の中でのひとりぼっちは、コワイです。
仕方がないのでひたすら正規の入り口に向かって、そっから出てしまえとまで思ったのですが…。
そのうちに人の姿を見るようになったな、と思ったら、湿地帯の水芭蕉の群生地に出ることができました。
湿地帯に咲き乱れる水芭蕉の花、花、花。
本当に美しいです。
この時期の長野、この時期の戸隠に来て、本当によかった。
水芭蕉の写真を撮っている人たちも多くなりました。私も、たれと水芭蕉で記念撮影。
この面白い形の木はミズナラのあがりこです。雪が積もるたびに切られて、そこからまた芽がでて、成長したものだそうです。
森にきちっと人の手が入っていることの証だとか。
森が荒れてしまわないためには人のきちっとした手入れが必要なのです。
また、大きな望遠鏡を抱えたバードウォッチングのひとたちもかなりみかけました。結構年配のひとたちが、装備をしっかり揃えて、バードウォッチングを楽しんでいたのが印象的。素敵な趣味ですよね。
さらに、歩をすすめ、みどりが池まで。長いウォーキングで足はがくがくと笑ってる状態ですが、この池の景色もまた素晴らしい。方向をかえて何枚も写真を撮り歩きました。
時たま、気まぐれのように顔を見せる青空。それが、写りこんだみどりが池です。
植物園を出た後、宝光社に戻りたかったのですが、すでに体力は限界。来たバスにのったら、もう長野駅まで直接帰ってしまいました。
全部を一日で回るのは、ちょっと無謀ですね。その一端を覗いただけで終わってしまいましたが、戸隠は本当に素敵なところでした。機会があれば、また是非行きたいです。
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