いっぱい美味しいものをいただいて、砂丘を見物しての鳥取小旅行も終わり。
帰宅の当日は生憎の悪天候。時間に縛りがあるわけではありませんが、早めに退散したほうがよさげ。寒さにはとことん弱いの。
列車までの時間を、鳥取駅に近い鳥取民藝美術館で過ごすことにしました。
商店街の片隅にある
鳥取民藝美術館。隣は古美術商「たくみ工房」の店舗となっています。
なんでも昭和初期に民芸復活運動をすすめていた吉田璋也という人が開設した美術館だそうです。
美術館としてはこじんまりとしていますが、土蔵造りのような、それなのになんとなく和洋折衷のような面白い建物が目をひきます。
[3回]
入口の横には童子地蔵堂があります。おまつりをする人のなくなった無縁の童子、童女のお墓だそうです。葬った人たちの悲しい心をあらわすような、可愛らしいお地蔵さんがたくさん祀ってありました。鳥取中のお寺で放棄されていたお墓をこの場所に移したものだそうです。
しんみりと手をあわせ、中までの撮影はちょっと遠慮しました。
民藝美術館の企画展のほうは「吉田璋也と牛の戸焼き」と題されています。
このポスターにある緑と黒のツートンの大皿はよかったなぁ。民藝、古美術といっても、ひどく大胆でモダンな感じでした。
土臭い民藝はあまり好みではなかったのですが、こういうのもあるんだなぁ、と蒙を啓かれました。
残念ながら、中の撮影は不可。
展示品もなかなかの名品揃いですが、美術館の建物のインテリア自体も、レトロな大正浪漫風。
こちらを是非撮影したかったなぁ
見終わった後、横断歩道をわたり道の向こうから建物全景を撮影しました。
写真をクリックして拡大すると折からの雪が降り始めていることがわかると思います。
雷鳴もなって、これは大雪となる合図とか。わわわ。雪にまったく慣れていない私は慌ててきました。
美術館の人に「山陰は雪に慣れているので、少々の雪なら交通機関にまったく影響はでない」と言われて一安心。
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