土佐神社を出たあと、再び路線バスでホテルに戻ろうとしたのですが、高知駅を目印にしていたのに見落としたらしく乗り過ごしてしまいました。いつものことながらダメなヤツです。
で、運転手さんから、次のバス亭で高知城だから観て帰りなさいとすすめられました。
ノープランはいつものこと。薦められるままに高知城へ行きました。
[2回]
その前に熊本城にいったばかりだからなぁ、とは思ったものの。高知のお城もなかなかよさげ。
山内一豊建設の「南海道随一の名城」です。
まあ、どこのお城も長い長い石段が続くわけで。これが結構足と腰にきます。石だから固いし。
昔の人は、ホント足腰が丈夫だったんだなぁ。
鍛えないから余計に弱くなっているのかもしれませんが。
石段の途中に板垣退助像が。そうか土佐の人だったんだ。知らなかった。
「板垣死すとも、自由は死せず」
百円札の顔の人だったんだよなぁ。(古っ)
銅像と天守閣とがいっしょに撮影できるいいアングル。
立派な追い手門は、重要文化財です。かっこいいです。
そして天守閣。細めの優美な姿です。
さて、これから天守閣に歩を進めようかとも思ったのですが、朝から土佐神社に行っているので、ムリするとまた腰にきそうです。
そこで、みつけたアイスクリン屋さんで休憩し、登城は断念しました。
残念ながら写真を撮り忘れていますが、
高知名物アイスクリンは脂肪分が少ない甘さ控えめの氷菓子。
イタリアンジェラードをさらにさっぱりとさせたようなものです。
昔は全国で売られていたそうですが、今は高知にしか残ってない様子。
アイスクリームのようにのども乾かないし。おいしいのになぁ。
暑かったので、アイスクリンの味はひとしお、でした。
天守閣の登城はあきらめましたが、その横にある
高知県立文学館へ。涼しげだったので。
土佐や高知に関係する文学をまとめて紹介する博物館です。紀貫之の「土佐日記」から、宮尾登美子まで、
特に寺田寅彦についてはコーナーを区切り、寺田寅彦記念室とされていました。というか、寺田寅彦って高知出身だったのか…。東京帝国大学というイメージが強かったので。
ちょっと笑ったのが、「龍馬がゆく」の司馬遼太郎が、高知名誉県民であったこと。
いやー、龍馬人気はどこまでも。でも、「坂の上の雲」もあるし、愛媛名誉県民でもいいかもしれないぞなもし。
企画展の市原麟一郎 よみがえれ土佐民話展もなかなか面白かったです。土佐の民話を紙芝居で伝えた人のようです。素朴で可愛らしい絵柄の紙芝居ではあるのですが、南海地震を描いたものは、東北での地震と同様の津波の被害が生々しく描かれていて、その怖ろしさに鳥肌がたつほどでした。
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