土佐神社の横には、四国第30番札所善楽寺があります。
せっかくだからこちらにもお参りすることにしましょう。
お遍路のくに、四国。いたるところに札所があるしどこでもお遍路さんと出会います。
田舎のほうだと、お遍路さんにお茶やお菓子を出してお接待の風習が残っているところまであるとか。
いろいろな場所にひとり旅はしましたが、四国は全般的に居心地がいいのです。街のひとがひとり旅の人間になれているのか、距離を保ちつつ決して邪魔はしないけれど、親切といった感じです。
[2回]
ここの善楽寺でも、お遍路に来ているひとたちがちらほら。ちょっとびっくりしたのは結構若い人が多いのです。もちろん、本格的なお遍路は徒歩で四国を一周するわけですから、ちゃんと体力がないとムリだけど…。失礼ながらそんな抹香くさいことを若い人がやるとは思っていませんでした。
二人連れのお遍路さんは、一方のひとが足のまめをつぶしてしまったらしく、その治療をしていました。痛そう。
現代でさえも、やはり四国遍路の道は険しく、まじめに歩けば、まめのひとつやふたつできるのでしょう。
入口には丹精な表情の十一面観音様。
新しいものですが、美しい面と、すんなりとしたプロポーションが印象的です。
気温的にはかなり暑いのですが、それでも季節は秋。
コスモスが咲き始めています。
古寺とコスモス、ちょっとした組み合わせでしょ。
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