インド人の彼は、5ヶ月滞在したにも関わらず、片言しか日本語が喋れません。中国の女性は、極めて流暢な日本語も話しますが、基本的には英語のほうが得意。
ということで、英語と日本語のちゃんぽんの会話に。
なお、彼はヒンドゥーですので牛肉は食べられませんが、その他はまったく大丈夫。
カウンターに座り、日本の寿司屋の真髄を味わっていただこうという趣向はいいのですが、そんなこんなで説明はなかなか大変。
で、つきだしに「おばいけ」が出てきた時には、ちょいと冷や汗をかきました。国籍こそインドですが、イギリスに長い間いた彼が、捕鯨反対だったらどうしよう(^^;;;、などとやきもきしましたが。偏見のある人だったら、大変。
どうもそういうことはなくて、「Whale」と説明しても大丈夫。美味しそうに食べてました。なかなか気を使う瞬間です。
もっともこの付きだしの「おばいけ」、かなり美味しかったです。
カウンターでお好みを、は、なかなか大変なので。とりあえず上寿司を人数分。
華やかな寿司の盛り合わせは、なかなかの印象を与えたようで。私といっしょに彼も写真を撮っていました。
世界中の大きな都市では、寿司屋が進出していますが、このように美しい盛りつけはなかなか出会えませんから。
いくら(egg of fish)、うに(sea urchin)海老(shrimp)いか(squid)
細工されたイカがやわらかくて美味しいです。
中トロ(medium fatty tuna)鯛(red snapper) 赤貝(ark shell) はまち(young yellow tail)
握ってくれた板さんはサンフランシスコで働いていたことがあるそうで、英語が喋れるみたい。これは心強い味方ですよね。
外国人が最も苦手とする食べ物納豆。やっぱり一度は「納豆」を食べてみなくちゃなどと周囲に煽られて、納豆巻きに挑戦。
納豆そのものよりは、まだましとはいえ、なかなかの難敵だった様子です。
で、難敵に挑戦させてしまったお詫びに、外国人にも人気の鰻。こちらは気に入ってもらえたみたい。
鰻って、ホント人気がありますよね。
最後はお願いしてデザートを。お寿司屋さんでもお願いすると、簡単なデザートをみつくろってくれます。普段ならお寿司に集中するところですが、甘い物好きな海外のお客様の時は、デザートはあったほうがいいようです。
(でも、配偶者は裏切って、デザートをパスしていました。)
暮れも押し迫っていたので、店頭にはすでに正月飾り、表にはしめ縄が飾ってありました。もう、ホントにお正月ねえ。
4人で新年の習慣について話しながら駅まで歩きました。中国では旧正月が一番華やか。インドでは暦が3つあるために、正月が三度あるとか。
いずれにせよ、西洋暦の1月1日はあまり祝わず、友人同士で迎えることが多いとか。
同じアジアなのに、いろいろと違っていて、面白いですね。
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