安曇野には道祖神が多いそうです。さっそく見かけた道祖神。
さて、ここで宿になるべきビレッジ安曇野まで、駅からタクシーに乗ればよかったのですが、なにぶん、限られた原資のひとり旅。カートだし、のんびりと行けば、歩いて20分程度の道、なんとかなるさ、などと甘い考えを抱いて、歩き始めました。
その途中で、雨脚は強くなっていき、いい加減後悔をはじめたところで、iPhoneのマップが指し示す道は、狭く、しかも舗装されていません。困りました。
カートをひいていけない…。
写真は、お天気が回復してから撮ったものなので、素敵な小径となっていますが、最初に通ろうとしたときは一面の水たまりでした。
とはいえ、他にどうすることも思い浮かばず、とにかくカートを持ち上げ、休み休みしながら、そのまま行くしかありません。傘とカートの上に載せていた荷物を左手に、右手に重さを増すカートを右手に。ノートパソコンまで持ってますから、ずっしりと重いです。
ところで、別に舗装されていない道路を通らなくても、ちょっと迂回すれば車が通る舗装された大きな道があります。後から見つけました。バカみたい 。・゚・(ノД`)・゚・。
要するに、私のiPhoneくんは距離的に一番短いルートを示してくれたわけです。機械に頼るものは必ず裏切られるという、教訓。なんてデストピア。
そうやって、ボロボロの状態で、必死でたどり着いたビレッジ安曇野ですが…残念ながら早すぎてチェックインできません。びしょ濡れの私にタオルを貸してくれたりと、宿の人はとても親切だったんですが…。松本で時間を潰すべきだったと、二回目の後悔。
長野県北部全体に、季節外れの大雨警報が出るくらいの雨の中、はてさてなんとしましょう。
宿の人のおすすめは、宿の近くのプラザ安曇野ですが、そこは後で行くとして、スイス村なども徒歩圏のようです。(私は徒歩圏と思いましたが、車社会の安曇野では、歩いて行くことは珍しい様子でしたが。)
なんにせよ、カートは宿で預けて身軽になったし、雨であろうと早く安曇野を歩き回ってみたいですし。
これが通ればよかった広い車道。ここなら、カートを転がせたのにね。
水の豊かな安曇野らしく水路が通っていて、路肩には花が咲いています。
さすがリンゴの信州。リンゴの木もたくさんみかけました。
雨に濡れる白いリンゴの花。なかなかの風情です。これもまた一興というところでしょうか。
でも、本来ならば穂高をはじめとする日本アルプスの山々を見ることができるはずなので…。
気温もかなり低く、うらめしい雨でした。
冷たい雨に打たれて、元気なさげな牧場の馬。この近くにはスイス村ワイナリーもあるようでしたが、雨のためかあまりにも物寂しい雰囲気なので、パス。
安曇野のシーズンはやっぱり夏なんでしょうね。
こちらが
スイス村です。
晴れて、日本アルプスが見えていれば、まだ雰囲気が出たかも知れませんが…。えーと、スイスというには、あまりに日本に土着した雰囲気のドライブインでした。
ただ、規模的にもかなり大きく、地元の産物や、生鮮食品などの品揃えもよく、もし近くにあったら便利だと思います。
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