長野駅から、戸隠まではバスで一時間。バスに乗ってる間の景色もなかなか楽しめます。
写真は山の上をくるくる回るループ橋、浅川ループラインです。バスの中から写真なのであまりよく撮れていませんが。山の中に突如現れるループは、なかなかの奇景。長野オリンピックの際につくられたそうです。
大座法師池もなかなか素敵な場所のようでしたが、残念ながら深い霧につつまれていて、視界ゼロ。飯綱高原を越え、さらに戸隠高原へと。ここもいいところだなぁ。キャンプなんかに出かけたらよさそうです。
そして辿り着いたのが戸隠神社、中社。巨大な鳥居をくぐると、これまた巨大なご神木につつまれた急な石段。
なんとも厳粛な雰囲気の修験の社です。
戸隠の由来が刻まれたパネルです。長い、長い歴史の中で、ある時は乱世を避け、ある時は権力に保護され、山岳信仰を伝えた修験の場を脈々と伝えてきた様子です。
中社は、1087年(つまり平安期ですね)に創建されたお社だそうです。祭神は天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)。いわゆるオモイカネ。
天の岩戸を開く計略を考えた知恵の神様です。というか、オモイカネというと「女神転生」…だよね(^^;;;
人魚を食べてしまった
八百比丘の伝説にまつわる三本杉の1本は、この中社の境内にあります。(3つに別れているから三本杉というのではなく、三本の杉は中社を中心にして3箇所にあるとのこと。)
伝説もさもありなんという、この上なく立派な神木です。
なお、境内にはまた別の神木の杉があり、こちらも立派な木です。全体に杉の木が鬱蒼としげって境内をつつみこんでいる印象があります。
杉のバリアに静かに守られたオモイカネ。戸隠は火の神、そして防火の神だそうです。鎮守の森こそ、
なお、中社の周りにはたくさん宿坊や蕎麦屋さんがあって、なかなか魅力的だったのですが、ホテルの朝食もしっかり食べたことだしもう少しを歩を進めてからと思って断念しました。ちょっと惜しいことしたかな。
戸隠神社をしっかりと楽しむには、やはりここの宿坊に滞在し、蕎麦や精進料理をいただきつつ、一泊泊まり以上で参詣するといいのかもしれません。
PR