下鴨神社の参拝を終えて、下鴨の鎮守の森「糺の森」を散策してみました。
神社に行く目的のひとつは、鎮守の森の散歩です。
鎮守の森は神域。自然崇拝のあらわれか、「庭」と違って自然で様々な植生が残っていることが多いです。
森の中はシンとして閑かで、散歩にはとても素敵。気分がとても落ち着いて楽になれます。
糺の森も原生林で、現在もおよそ12万4千平方メートル(東京ドームの約3倍)の面積があります。平安京の時代にはさらに広大な面積をもつまさしく「神の森」だったよう。ただし応仁の乱などの戦火によって荒れ果てたこともあったみたいです。
[3回]
森を歩くその前に、下鴨神社のすぐ前にある茶店「さるや」で一服。黒豆茶と名物の「申餅」をいただきました。「身体を清め無事息災を願うとして葵祭の日に食べられる」縁起のよいお品だそうです。
うん、甘い。(感想、それだけ?)
茶屋のほうに目を奪われて、縁結びのご神木連理の木を見逃してしまいました。わはは。
えーっとこれはやっぱり「花より団子」ごってことでしょうw
エネルギーを補給してから糺の森を歩きます。
森は大きな道の両側に拡がっています。
森の中には数本の小川が流れています。
水の神様の神域にふさわしくせせらぎは清く透明です。
人が行き来しているのは、真ん中の道だけ。拡がる森はとても静かです。
人口150万の都市のど真ん中にあるとは思えないほど緑に満ちています。まるで深山幽谷のような。なるほど、これは狸が生息していても不思議ありません。すっかり森見登美彦の「有頂天家族」ワールドにひたってしまいます。ただし残念ながら狸には会えませんでした。多分、人に化けてお出かけ中かな。
大きなご神木も。立派です。ムクノキの古木でしょう。
美しく流れる水、ご祭神の賀茂健角身命が「瀬見の小川」と名付けられたとの縁起が伝えられています。
森の入口付近になると、現代風のオブジェとかも置いてありました。これ、何を表しているんだろう?
入口付近にある河合神社。
河合(かわい)という言葉の雰囲気からか、神武天皇の母君の玉依姫命がご祭神故か、女性の守護神、美肌化粧の神様とのことです。
境内はさらに美々しい雰囲気。十二単の女御や更衣が顕れても不思議なさそうな。
境内には「方丈記」で有名な鴨長明の方丈がありました。
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