
中でも、この大正殿は華やか。満州族のパオの形状をしており、清朝が遊牧民の王国であることがわかります。

この龍のオーナメントが素晴らしいですよね。細工の細かさといい、これでもかというような技術の集積。

三層になった鳳凰楼は、17世紀に清朝の二代皇帝ホンタイジの建設したもの。故宮で最も高い建物だそうです。

その二代皇帝ホンタイジの陵墓 清昭陵。ここは、ユネスコの世界遺産に指定されています。

建物とともにある円墳。ここが陵墓のようですね。
雪が残ってひたすら寒そう。零下10℃くらい。でもお天気がいいからまだましなんだそうです。

陵墓の周りは方城で囲まれています。一種の城壁なのですが、これまた作りの細かい…。デコラティブな門になっています。
そういえば、映画「ラスト・エンペラー」でも溥儀が奉天の祖先の墓をあばかれたって怒ってました。このヌルハチやホンダイジの墓のことだったのですね。

こういった建物とともに、陵墓の周辺は公園になっていて、瀋陽の人たちの憩いの場となっているようです。
池はカチコチに固まって、自然のスケート場に。氷が割れたら一巻の終わりなのですが、みなスケートに興じていますね。(^^;;;;

公園には、地面に水で字を書くパフォーマンスをしている人がいたそうです。
すぐに消えるのが、もったいないくらいの達筆。
さすがの中華文化。世界遺産も迫力が違いますねぇ。中国史が好きな私としても、いつか行ってみたいです。
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