こちらの表慶館も、建物自体が重要文化財。こちらはさらに古く明治42年開館の日本ではじめての本格的な美術館だそうです。大きな緑色のドームがローマ風を模している感じです。私たちが行った時には、スリランカ展が行われていたので、中には入れませんでした。
上野の森自体、素晴らしい木々がたくさんあるのですが、この国立博物館のユリノキも本当に立派です。
豊かな葉は色を変え、黄色と赤のグラデーション。日に透かしてみると視界がオレンジ色に染まります。
雲一つない青空をバックに、一服の絵のよう。11月って一番よい季節ですよね。
ついつい、スルーしがちですが、東京国立博物館の所蔵品は大変すばらしく、大観の絵、奈良飛鳥仏、陶芸、刀剣をはじめとした日本美術の粋が集められています。
(そういや、ロシアで見たサムライ展も東京国立博物館からの展示でしたっけ(^^;;;)
無料で見られる企画展は、自在置物。なんでも江戸時代につくられた動かせる龍や蛇などの置物とか。
友人は端的に、江戸時代のアクションフィギュア、などと言っておりましたが。
精巧なつくりはさすが江戸の職人技。大量生産とはひと味違います。
脈々と受け継がれてんですね。このフィギュア魂。どう考えてもマニアなシロモノ。ま、子供の玩具ではなさそうです。
東洋館までをざっと見ると、すでに日が暮れていました。思えば、世界に冠たる大Tokyoです。いい美術館のひとつやふたつないほうがおかしいですよね。
いままで見過ごしていたのは不明の至りです。
夕刻になると、建物は美しくライトアップされます。(この写真は友人の広角も写せるデジカメで撮影してもらったものです。)
後で調べると、実は展示のキモである2階の浮世絵などを見過ごしてしまったし(^^;;;。
おまけにせっかく日本庭園の回覧も出来たのに、入園時間を過ごしてしまって外に出ることができませんでした。(たった一ヶ月の公開期間だったのに!)(^^;;;
こりゃ、是非、再挑戦しないといけません。
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