頂上までは約50分。急な石段を登山します。私は後のことも考えて途中リタイアしましたが、配偶者はひとりで頂上を目指しました。
しかし、頂上近くは、人が多すぎて、頂上目前でもどってきたそう。写真は、その頂上目前で撮影したとか。
お天気もいいので、海の向こうの街がきれいに写っています。
お正月には新年のご来光を見に韓国中から観光客が来るのだそうで、頂上までものすごい渋滞になるらしいです。
火山が多い日本ですが、こういった海に突き出したカルデラというのはないですね。
非常に面白い地形です。
世界遺産ということもあって、非常に整備された観光地でした。表示はもちろんのこと日本語のアナウンスまであってわかりやすい。
頂上までのエクササイズをした後は済州民族村博物館へ。ここは韓流ドラマ「チャングムの誓い」のロケ地としても有名なところだそうです。
茅葺き屋根の背の低い家が特徴。韓国本土ともかなり違うみたいで。なんとなく石垣島とか沖縄との共通性を感じます。
トルハルバンから考えても環太平洋の文化圏に属していそうな雰囲気がしますね。
それにしても、流刑地だったという歴史もあって、厳しい自然の中でかなり苦しい生活を強いられていたみたいです。
済州島を表す言葉に「三多」と「三無」という言葉があるそうで。「石と風と女の三つが多い」と言われているそうです。「三多」は火山島ゆえ石がごろごろと多く、風が激しく、そして厳しい環境故、遭難事故が多く男性が少なく女性が多いことを表しているのだそう。
一方、「三無」は「泥棒と乞食と泥棒をよける大きな門がない」とのこと。
どちらの言葉も厳しい自然環境と、それ故の貧しさ。貧しい故にしっかりとした共同体で支え合ってきたという歴史を物語っているようです。
博物館といっても、オープン系。茅葺き屋根の家には、当時の人々を模した人形が置いてあります。
たれといっしょに記念撮影。(団体で行ったので、決死の敢行です。)
館内にはところどころに「チャングムの誓い」のどのシーンで使われたのかを表す看板がたっていました。配偶者が「チャングム…」を見ていたので、がんがん写真を撮っていました。
広い館内を見て回ったら、すっかり日が暮れて、寒くなってきました。
(写真をクリックすると大きくなりますので、夕月が見えます。)
きれいな満月が出ている中を帰路へ。
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