韓国のレストランは、小皿でのおまけが多いので、大人数で行くに限ります。なんでも、店によっては人数が少ないと、でてくる小皿が減ったりなんかもするらしいです。
とりあえず、たくさんの人数でわいわい食べる。それが韓国料理みたい。
韓国の料理店では、給仕のアジェンマ(おばさん)がいるので(おばさんじゃなくておじさんの場合もあるけれど。)その人によく相談するのが吉です。
人数とこちらのおなかのすき具合で、適当にアレンジして、その日のおすすめを持ってきてくれます。
この刺身通りのお店も、とっても陽気で愛想のいいあじぇんまでした。一応、いろいろな種類の刺身が食べたいと伝えて、内容は適当に。
そうすると適当に小皿がでてきます。写真の前菜、うずらの卵がゆでてあったりと食習慣の違いが似ていそうで似ていません。
えびの塩ゆでは美味しいですが、殻がめっちゃ固かったです。
もちろん、食卓にキムチも。これは基本ですね。
後、サービスです、とあわび粥も持ってきてくれました。
ただ、さすがにここはあわびの専門店ではないので、粥にあわびの身が入ってないんですよね。
ここで運ばれてきたのが、太刀魚の刺身。コレまた済州島の名物らしいです。
日本でももちろん太刀魚は食べますが、刺身ででてくるのってわりと珍しいですよね。
これだけでも、大した量で持て余しそうそうですが、それでは終わりません。
きれいな身の石鯛も大盛りです。新鮮、固い身。済州島の海の幸そのものといった感じです。
その他にも小皿に新鮮な刺身が並びます。イカもあるし。
タコもコリコリとしてます。
穴子の刺身というのもなかなか珍しいです。穴子づくしのコースなどでちょこっと出てくることもありますが。
済州の場合はどどーんと皿盛り。
さて、こういった刺身ですが、わさび醤油で食べてもいいのですが、済州島の場合は、にんにく味噌やコチジャンなどで食べるのが一般的な様子。
郷に入っては郷に従え。
それに、日本の刺身と比較すると、新鮮な歯応えはあるものの刺身自体の旨味が少なめなのであっさりとした醤油よりも、にんにく味噌のほうがはるかにあっているような気がします。
で、山と積まれているのが、このサンチュとゴマの葉。刺身を包んで食べるんだと教えてもらいました。確かにそのほうが栄養的なバランスもいいですしね。
では、ということで、ゴマの葉に刺身と春雨を載せ、にんにく味噌をたっぷりと入れてつつんで食べてみました。
いける!にんにく味噌の甘み、辛みとをしっかりと春雨がうけとめて、刺身の旨味とあいまって非常に複雑な味になります。
普通に刺身だけだど、この大量の刺身を持て余しそうですが、この韓国式の食べ方だと飽きがこないのです。
その他さんまの塩焼きや定番のわかめスープなどもついて、食卓はにぎやかにぎやか。わかめスープは通常と違って、たくさん魚が入っていて、これまた
私たちとは別のグループですが、刺身だけとったつもりだったのに、どんどん並べられる料理に仰天したそうです。
おまけにアジェンマは、前に来た日本人の名刺なんかを取り出して、「こんなエライ人も来ているのよ」と自慢したり。(でも、ゴメンね、そんな人知らない。)
最後の〆は海鮮の入った炒飯。
とにかく量が多くて、ボリュームはものすごいです。
調子にのって食べ過ぎたにんにく味噌のせいで、夜中まで胸焼けに苦しんだのは言うまでもありません。
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