吉田屋 (ヨシダヤ) (喫茶店 / 二条城前)
★★★★☆ 4.0
まだまだ京都編が続きます。長いですがおつきあいください。
またまた京都ディープな喫茶店のお話です。
京都の珈琲は少し濃いめで、私の大好きなヨーロピアンスタイルです。喫茶店が社交場なのも、パリのカフェと良く似ています。
そういったカフェ文化を象徴するように、昭和レトロな雰囲気をそのままに古い喫茶店.
京都の散策の途中に、入ってみました。
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京都のの二日目、さすがに台風の影響か、京都は雨。風も結構強くなってしまって。
友人たちと再び合流しましたが、昨日たてた予定は変更を余儀なくされそう。まあ、とにもかくにも昼ご飯を食べてそれから考えようといういつもの行き当たりばったり。
しかし、前日に行った「ふじ井」で再び美味しい昼ご飯を食べると、あら不思議、風も雨もかなり弱くなっていました。
高瀬川の付近を散策して、ふと見ると先斗町の通り。久しぶりに歩いてみようかと、友人を誘い、こやみになった雨の中、塗れたペイブメントを歩くことしきり。
これがあの「お座敷小唄」で有名な京都先斗町なのよー。と歩いていたのですが、なんだか私の知っている雰囲気と違います。
京都に来ることがあっても先斗町なんて縁がないので、10年ほどご無沙汰していました。
いやー、様変わり。「一見さんお断り」のお茶屋さんが消え、創作フレンチやらイタリアンやら。えらく今風に変化していました。まあねえ、このご時世に、京都風のお商売ではなかなか難しいでしょうね。
こういった今風のお店も嫌いじゃないけれど、先斗町が変わっていくのはちょっとだけ淋しい気もします。ま、観光客(よそさんの勝手な思い入れですけどね。
さらに足を延ばし、「都をどり」で有名な先斗町歌舞練場まで。
といっても、クラシックな建物を外から見るだけですが。
吉田屋喫茶店はこの練舞場のすぐそばにあります。
店内は懐かしい感じのする昔ながらの喫茶店。マスターおひとりで切り盛りをされているようでした。
先斗町という土地柄、ここにも舞妓さん芸子さんの名前の書いたうちわが飾ってありました。
メニューはこういった感じ。昔ながらの喫茶店の基本メニュー。といってもここの珈琲はエスプレッソのようです。
純金珈琲1000円ナリはとーっても気になったのですが(笑)普通の珈琲にしました。
イタリアンな本格派珈琲です。いい豆を使っているなぁ。
カウンターのタイルもなんとなく懐かしい感じ。
店内の写真を撮ってもいいですか?とお尋ねしたら、気持ちよく承諾してもらえました。店内を埋め尽くすのは先斗町の歴史を感じさせるものばかり。
40年以上を先斗町で喫茶店をされていて、芸妓さんや舞妓さんにもこのお店のお馴染みさんがいらっしゃる様子。また南座も近いので、“地方(じかた)”さんもよく見えられるとのこと。
珈琲をいただきながらマスターと世間話など。ゆったりとおしゃべりを楽しみました。
あまり明確な目的を持たずに京都をぶらついてる観光客の私たちはちょっと珍しかったよう。
とっても年代ものの「珈琲異名熟字一覧」なども置いてあります。飴色になった表面が歴史を感じさせます。
吉田屋 [ 喫茶、コーヒーショップ ] - Yahoo!グルメ
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