この東北旅行記は、昨年の11月という随分前の話なのです。
それなのに、美味しいものの話しを書くと、配偶者から嫌味をいわれます(^^;;;。
「じぶん、ばっかし!」(オマエだけいい目にあいやがって、という博多弁(?))
その時配偶者は南京で思い切り美味しいものを食べてたハズなのにねー。
なのでってわけではありませんが、今日は食べ物の話しはナシです(笑)
遠野といえば河童。美しい沢が点在する遠野ではたくさんの河童伝説があります。
遠野駅に降りた途端に、その河童たちが出迎えてくれます。池を落ち葉が染めていて、赤銅色の河童たちも、少し寒そう。(この日は半端ではない寒さでしたから。)
遠野の街には、こういった民話を題材とした彫刻がたくさんあります。どれも素敵なので目についた限りをご紹介しましょう。
[14回]
すずらんの花の下、くるみの座って佇む可憐な親指姫。これは目をひきましたねえ。もちろん、像だけでも十分素敵なのですが。植木が真っ赤に紅葉して、まるで花の中に包まれているように見えました。
こだま姫と書かれているのが読めます。穏やかで柔らかな微笑を称えています。横座りの優雅な肢体も美しい。
大きな桃ときじ、猿、犬、とくれば、桃太郎なのでしょう。桃太郎本人が不在なのは、まだ桃の中だからでしょうか。
なかなか面白い。
こちらは彫刻ではありませんが、敷石の中にザシキワラシがいます。
さがせばもっともっとあったかもしれません。
山が紅葉で彩られていることもあって、散歩にはとても楽しい遠野でした。
といっても、デンデラ野や河童淵や、とにかく一杯行きたいところがあったのですが、残念ながら、たった一日の滞在ではムリでした。うん、また是非行きたいです。
そして、語り部による遠野の昔話。
朝一から行って、お昼近くまで、聞いてました(^^
本当に素晴らしかった。
録音やDVDに撮ったものもあるようですが、やはり、目の前でのライブが一番なのは、コンサートでも話芸でも同じ。
ボランティアによる活動なので、こちらも無料でした。本当にありがたいことです。
無料ではいろいろと活動に限界があるようで、そのご努力には頭が下がる思いがしました。
こういった伝統芸能の常として後継者難のようですが、いつまでも、遠野では昔語りが聞けるよう、是非がんばっていただきたいです。
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