気が抜けまくった大津への旅行記の続きを始めたいと思います。書いている本人もすっかり記憶がさだかではなく…思い出し、思い出し、書いております。
でも、せっかく撮った写真をこのまま葬るのは悲しいしね。
関西を旅行される方のちょっとした参考にお役に立てることがあれば…いいなぁ。
当時、風邪でぶったおれている上に、なんだか原因不明の腰痛にも悩まされた状態でしたが、旅行も後半になるにつれてお天気もよく。せっかくならということで元気な午前中に、
石山寺に向かいました。
石山寺は西国三十三カ所第十三番札所、紫式部ゆかりの花の寺。とにかく広大な敷地をもつ山寺です。近江八景のうちの
石山秋月(いしやまのしゅうげつ)として描かれる場所でもあります。(リンク先の絵は歌川広重)
[6回]
大津の駅から、JRの石山駅まで4分ですが、バスに乗り換えないといけないので、京阪電車のほうが便利かもしれません。この付近には石山温泉という温泉があって、昔ながらの風情の旅館がぽつぽつと。静かでよさそうです。
お天気もよく瀬田川の川面の光が眩しいです。
河畔には、「紫式部の泉」があります。「源氏物語」をここ石山寺に籠もって書いたから、とのこと。
門前には、おみやげもの屋さんが2軒ほど。これほど大がかりな寺社なのに、なんともつつましやか。大津の魅力は、この観光観光していないところかも。
おみやげに琵琶湖名物鮒ずしが売っていたのですが、かなり高価。試しに買ってみられるようなお値段ではありません。手間暇のかかる食べ物なので仕方ないところですが、癖があって食べられるかどうかわからないものだしなあ…ということで、購入は断念。
機会があれば飲み屋さんあたりでちょこっとつまんで試してみたいです。
で、どーん、と大きな山門。あうんの仁王様もいる立派な門です。
この時、まだまだ紅葉には早かったので…。少しだけ色づいた参道です。
でも、よく手入れされた樹木。お天気もいいし、空気も澄んでいて…いいところですねえ。
手水鉢の向こうには、苔むした石のお不動様。
緑が眩しい。
本堂は国の天然記念物の珪灰石(「石山寺硅灰石」)という巨大な岩盤の上にたっています。寺の名前の由来でもあります。ごつごつとした岩肌が面白い。珪灰石だから、マグマが陥入したときに石灰岩と珪素が化合してできた岩です。
ごつごつした岩山の向こうに、美しい宝塔が見えます。
まずはここまで。敷地も広く、見所もたくさんあるので、次の項に続きます。
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