いろいろと紹介したい写真もたくさんありますが、めぼしいものだけでも大変です。
まあ、それくらい多岐にわたる美術品が飾ってあります。
中でも目をひくのが、手の込んだ金細工。ポルトガルの宝ともいえる素晴らしい品ばかり。
でも、この金と宝石の数々は、旧植民地から運ばれたものでしょうなぁ。
[4回]
絢爛豪華の祭壇。宝石で飾られた聖人たち。
まあ、目の保養じゃあります。
おうちに飾りたいとは思わんけど。
こちらも教会の聖具っぽいですね。真ん中の空白には聖画でも飾られていたのかも。
太陽の放射光のような表現の黄金の棒にはいちいち無数のダイヤモンドが埋め込まれています。
そして太陽の中には三日月が。
いかなる収奪をもっての富なのか。素材の豪奢さも、そして細かい細工の見事さも。
まあ、こういうのばっかりたくさん並んでいるので、ため息つくしかないですね。
まあ、でも金細工はたくさん見てると飽きてしまうので、本美術館の極私的メインイベントへ。
ヒエロニムス・ボスです。
大好きなヒエロニムス・ボスの祭壇絵がひとりじめで撮影可能って、幸せすぎますね
いたるところにいる異形の怪物たちをめでつつ、舐めるように見ました。
私はボスの描く魚の化け物が好きで好きで。
もちろん、この祭壇画には宗教的な意味と象徴とがてんこもりなのだとは思いますが、残念ながらそのすべてを理解することはできません。
でも私としてはキュートな怪物達が百鬼夜行しているだけで楽しくなってしまいます。
いろんな美術品を見て歩き、少々疲れがでたところで中庭にでてみました。
大きな樹の木陰は涼しく、中庭には彫刻がおいてあって、なかなか素敵です。
中庭からはリスボンの港を眺めることができます。
まあ、とにかく今はほとんどの植民地を失ったとはいえ、海の覇者であった時代を持つ国。
その持っている美術品や財宝というのは、すごかったですね。
リスボンにはもう一度ゆっくり時間をかけて尋ねたいものです。
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