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酒とバラの日々 福岡を中心とした食べ歩き情報と、ワインやおつまみのレシピブログです。 国内、海外の旅行記もやってます。 Twitter:http://twitter.com/ariahisaeda

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アリアンカワイナリーとアリアンカアンダーグラウンドミュージアム(前編)(コインブラ)

再びポルトガル旅行記に戻ります。

ポストガルでのエクスカーションは、アリアンカ博物館alianca underground museumです。
ワイナリーでのワイン試飲つきという言葉に惹かれてってのが正直なところ。
エアコンの効きが絶望的に悪い大型バスで、しかも陽の当たる側に座ってしまい、なかなかハードなツアーでありました。

アリアンカ博物館

ワイナリー、というかすでにワイン会社の大きさと思える企業ですが、オーナーが自分の趣味で集めた美術品を飾っているそうです。
ついつい大家さんが義太夫を披露する「寝床」を思い出したりして(^^;;
いやいやいや、まあ、企業が美術館を持っているのは、日本でも多いですから。

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アリアンカ博物館2

といってもかなり立派な建物です。ちょっとUNDERGROUNDの文字が気になりますが。
中に入る人数は制限されているらしくて、ツアーの人数をわけます。

アフリカの仮面

そして美術館は地下。
まず我々を迎えるのはアフリカの仮面。
つまりオーナーはアフリカ美術に傾倒して、いろいろと集めたみたいです。
いや、もうその数のすごいこと。

館内は撮影自由ですが、点数が多すぎて。

動物の面

動物の面。どこか愛嬌のある楽しい面です。でも、動物の強さをとりいれようとしている戦闘面でしょうね。

女性像

そして胸が豊かに強調された女性像。プリミティブで力強いです。

化石類

アフリカだけかなーと思ったら、とんでもない数の化石類。
こちらは二枚貝の化石ですよね。見事に形が残っています。
見事すぎて、ホントに化石だろうか、レプリカじゃないのと疑ってしまいそう。

化石類2

こちらは三葉虫とアンモナイト、ですよね?量もたくさんで。なんか立派すぎて。
こんなのがもうゴロゴロしてます。ホントにゴロゴロ。

結晶

大きな鉱石もこれまたごろごろ。まるで、ニューヨークの自然史博物館も顔負けです。
すごいぞワイナリーオーナー。

アズレージョ1

ポルトガルならではのタイル、アズレージョ。これもすごい数が飾ってあります。

色つきアズレージョ

アズレージョというと青と白の陶器画を思い出しますが、色つきのものもあるようです。
青白のものが流行ったのは17〜18世紀とか。

アズレージョ2

でもいかにもアズレージョらしい青白のヤツが私は好きかな。

アズレージョ断片

いろんな柄が。古拙な感じのタイルもあって、素敵です。

蟹

もうひとつポルトガルらしいといえば、このスーパーリアルな陶器の動物。大体海産物が多いようです。海を制覇した国だよなあ。もっともこのスーパーリアル、飾り物としてはちょっとなあ。

魚の皿

こういう魚の皿って、実用ではありませんね。ちょっとコワイ。あんまり食卓にのせてほしくない。

えび

で、スーパーリアルな海老の皿の前で、配偶者は「おいしそー」って立ち止まってました。
どんだけ海老が好きなんだ。

ベヘリット?

延々と地下を続く展示場ですが、大変なものをみつけました。ベヘリットです。
(いや本当は多分アフリカあたりの美術なんだと思います。)
ベルセルク世界がひろがっちゃいます。集めたオーナーにベルセルク全巻プレゼントしたくなってしまいます。

ベヘリット2?

異形の像はもちろんたくさんあります。
こう並ぶと「蝕」のようでもあります。

ベヘリット3

さらなる地獄に招くが如く異形の像たちの「蝕」の中、我々一行は恐怖に苛まれながら進むのでした。
それはともかくいい感じに喉が渇いてきたんで、早くワインの試飲ないかなあが、本音。

ということ変な期待(?)させて後編につづく。
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