お次は
龍馬記念館です。正式には高知県立坂本龍馬記念館。「龍馬伝」ブームに応えての坂本龍馬専門の博物館です。県立だったんだ…。うーん、なんか県をあげてますね。土佐藩の脱藩者なのに(笑)。
極私的には坂本龍馬といえば、昔の大河の「竜馬がゆく」の北大路欣也なんですが、それでは古すぎると言われましたがw
もうフィルム自体も残っていないそうで。まことに高貴な雰囲気の龍馬でありました。
脱藩者という自由な立場で維新を泳ぎ、そして夭折した龍馬は、維新の夢のシンボルとして、生き続けたのでしょう。まあ、実際に維新を担った明治の元勲達は、それぞれ「汚れ」を引き受けざるをえなかったし。
[1回]
それにしてもこの龍馬記念館、えらく斬新なデザインの建築ですね。新しもの好きであったであろう坂本龍馬ですから、喜んでいるかもなあ。
というか、彼は商人のはしくれなんで、こうやって平成の世で、故郷高知の観光の目玉となっていることを苦笑しながらも本望としているかもしれません。
もっともあんまり政治に利用してほしくはないかなぁ。近頃の政治家は維新好きが多すぎて。
館内はやはり船に関する展示が多かったです。
龍馬暗殺の舞台である近江屋の再現。
龍馬の死はいろいろと謎が多くて、一体誰がなんのために龍馬を暗殺したのか、というのは幕末最大のミステリとなっているそうです。各種の仮説があって、それについても詳しく説明してありました。
3階は展望室となっていて、目の前の太平洋を遠く見晴らすことができます。
曇りなのがねー、すっごい残念。前の日はあんなにお天気がよかったのにね。
ここでは自販機でジュースを買って、海を見ながら一休み。
目の前に拡がる桂浜。
直接大海に接していることがよくわかります。
高知は南海大地震による津波などの被害にあっています。遮るもののない太平洋の波の力。
だからタクシーの運転手さんが東北の津波被害は本当に他人事ではないと言われてました。
この光景を見ると確かに頷けるなぁ。
とはいえ、今の海はただただ穏やかで、美しく…。
風は爽やかでした。
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