とにもかくにも、荷物もあることだし、雨の中を見知らぬ土地を彷徨うのは避けたかったので、ホテルまではタクシーで行きました。
楽天トラベルには楽に徒歩で行けるように書いてありますが、タクシーでも10分くらいかかりました。天候に恵まれれば路面電車を使えば簡単に行けるみたいです。
タクシー使ったので、集合時間に時間があった私。小さなホテルなので、待つためのロビーはなく、椅子がある程度。ホテルの人に尋ねると、併設のチャペルや美術館でお待ちいただければ、とのこと。
小さなホテルながら、とてもセンスのいい施設が揃っているようです。
長崎らしくアンティークのランプを集めたこのランプ美術館は一見の価値がありました。
ガラスと鉄と陶器と、クラシックに数々の意匠を凝らしたランプたち。それにしても、よくぞ集めたりのこの数です。
ロビーの傍らには、切支丹の街長崎を反映して、とても小さなチャペルがあります。結婚式場にも使われているみたいですが、よくある薄っぺらい感じのチャペルではないのが印象的。
彫刻に飾られたアンティークな祭壇が素朴な感じで、日本の各地にある華美ではない教会のようです。
長いドレスで花嫁さんが降りてくると似合いそうな階段には、きれいなステンドグラスもありました。
ロビーでひときわ目をひくのが、このアンティークのオルゴールジュークボックス。飾りかと思いきや、これちゃんと動かせます。音が鳴ります。
我々がじっとみていると、スタッフの方が説明かたがた動かしてくださいました。
これはジュークボックスですから、この銀盤を替えることによりいろんな音楽を奏でられるのだそう。
今のレコードやCDのジュークボックスの先駆けといってもいいシロモノです。
面白かったのが、ちゃんとコインを入れる場所があること。実用されていたことがよくわかります。
オルゴールの音色はとても澄んでいて、しっとりしていますね。
細かいところではエレベーターもなかなか凝っています。クラシックな針式。もちろんデザインはクラシックですが、中味は近代的なものの様子。(これがヨーロッパだと見かけ通りに古くて、大丈夫かなー止まるんじゃないかなーと不安になりますけどね。)
廊下の照明もこれまたアーティーク風。部屋番号の表示も、洒落たモザイクタイルになっています。
ひとつだけ問題点は、各部屋の入口に段差があること。これはユニバーサル・デザイン的にも問題があるし。一応表示はあるものの、健常者でも、躓きかねない。すべてにおいて完璧な雰囲気づくりだけに、この一点は残念でした。
部屋の内部もアンティークでいながら快適をコンセプトに、非常に過ごしやすかったです。
で、この時点ではまだ拗ねている"とくたれ”くんです。
福岡にもあるモントレですが、物価水準から考えて長崎が一番お得にモントレの雰囲気を楽しめるかもしれません。かてて加えて、シーズンオフの平日だったためにかなりディスカウント。サービスにウコンドリンクまでもらいました(笑)。飲み過ぎるって何故知っていました?
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