京都でライトアップされた興福寺五重塔の美しさを見た後なので、このイベントにも参加してきました。闇に照らされた建築って普段とはまったく違った趣があって、なかなか面白いのです。
ただ、三脚まではもって行かなかったので、なかなかよい写真は撮れませんでした。暗いところには強い私の愛機F31dでも、夜闇に浮かび上がる世界でピントを合わせるのは難しいです。
これ地下鉄にはってあったポスターです。
御供所って「ごくしょ」と読むみたいですね。博多の古い寺町です。
まずは大博通りに面した東長寺から入ってみました。(というか、私は東長寺しか場所を知らないや。)
前売り券を共通チケットとガイドブックに交換して、中に入ります。
結構な人混みで少しびっくり。
本当は、クラシックコンサートなんかもあったようですが、前売りが手に入らず今年は断念。毎年やっているイベントみたいなので、また来年は是非。
福岡大仏で有名な東長寺。私はまだ見たことがありません。地元だからこそなかなかこういった寺を訪ねることは稀になってしまいます。
で、これが大仏が安置されている金堂のようです。ちょっと新しい建物なので、もう少し時間を経ないといけないかなあ。
なんでも、次は五重塔を建設中とか。なかなか豪勢なお寺さんのようです。
六角堂も美しくライトアップされて、中に入るのにかなり長い行列ができています。
次に向かったのは妙楽寺。妙楽寺までの道なりを知らなかったので、通りに立っている整理役のスタッフだけがたより。結構な人が歩いているのですが、ライトアップウォークに参加しているひとかどうかわからないのです(^^;;;。
ところどころに看板がたっているので、それを目当てに行けばなんとかなるんですが。
妙楽寺の山門から一歩入ると、玉砂利の道を色とりどりの光が彩って、とても幻想的な風景。
ここらへんがライトアップのデザイナーの腕の見せ所かな。
内部のお堂に入るためにかなりの時間を行列するハメになりました。もともとたくさんの人が押し寄せるようには作ってないので、どうしても中で人が溜まってしまう感じ。
さらに歩をすすめると、方丈(寺院の住職が生活をする場所)が。説明によれば、ここにはかつて高楼があった様子。そのよすがはありませんが、方丈は木の美しさを生かした閑かなたたずまいでした。
傍らには、光に映し出された地蔵尊も。
ものいわぬ地蔵尊も、本日の人出にはおどろかれたのではないでしょうか?
次には最後の承天寺(なお、寺を回る順番はなくどこからでも回れるようでした。)
山笠発祥の地である承天寺。山笠とは深いつながりがあるので、曳山がライトアップされて飾ってありました。
美しい胡蝶の舞の曳き山は、灯りに照らされていっそう妖艶で不可思議な姿に。
なお、後からガイドブックを見たらここには、洗涛庭という石庭があった様子。見逃しちゃったよ残念。
順路をさらに進むと、博多夜市と銘打って、夜店がでていました。博多織などもあって、結構売れていた様子。
食べ物や飲み物も売っています。
歩き回って小腹も空いた状態。手打ちそばという表示についつい足がとまります。
手打ちの新そばだそうです。おろしそばが一杯400円。こういった催しものとしては大変良心的なお値段です。
しかも、香り高き新ソバだということです。
そばを持って、通りまで出ると、緋毛氈がしいた椅子が用意されています。夜市で買ったうどんやそばがゆっかり食べられます。おまけに生け花の展示まであって、なかなかの雰囲気。闇に光る大きな生け花を楽しみつつ、おそばが食べられるのはよい趣向。
ちゃんとそば湯までいただけて、思わぬ拾いものといった感じでした。
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