相乗りだから、ひとり1000円というのはかなりリーズナブル。
ただ、残念ながら前の席になってしまいました。大型とはいえ、前の席に2人詰め込まれるのはちょっと大変。
女性二人だったからいいようなもの。大柄の男性でもあんな感じに詰め込んじゃうんでしょうか。
最初に向かったのが、ザビエル記念聖堂。ザビエルは大内氏に保護をうけ、この山口の地で布教をはじめたんだそうです。
とても近代的で立派な教会です。ま、立派だなあ、という感興しか浮かびませんでしたが。
ひっそりとした場所にある鐘と、ふるびたザビエル像。こちらのほうが、好きかな。
次に回ったのが、大内氏全盛期の文化を伝える寺瑠璃光寺。その五重塔は、日本三大塔とされているとか。
とにかく、見事な優美さにあふれたその姿。時間制限があるのが、すごく残念です。
おまけに逆光のために写真がきれいに撮れない。というか私のコンデジでは完全に役者不足。うーん。色が全然でていません。逆光の時の設定を勉強しなくちゃだ。
五重塔に近づいてみると、これがまた、細かい細工が優美です。
木を組み上げてこれだけのものを創るとは…。
境内の小径はおりからの雨で濡れて、そこに木から落ちた椿の花が散っています。
こちらは、瑠璃光寺のお寺本体。境内から、五重塔もちらっと見えます。
次に連れていってもらったのが、
「菜香亭」という元料亭。
なんでも明治の元勲や近代の首相が通ったという料亭で。女将が引退した後、山口市が管理しているそうです。
ひろびろとしたという形容が陳腐になってしまうほどの、百畳の宴会場です。なんか体操競技でもできそう。こんな広いところで宴会したら、運ぶだけでも大変そうです。
なお、この宴会場には、総理経験者を含む著名人の字がかかっています。岸さんとか、。田中さんとか、竹下さんの字もありましたが、それぞれ素人目にも性格がでているなぁ、と感心しました。特に岸信介の字は時代もあるのでしょうが達筆です。
次に向かったのが、堂栄寺・雪舟庭です。
大内氏が、別荘として、雪舟に庭園をつくらせたものだそうです。
緑がない時期にいったためか、雪舟の枯淡の世界をより感じます。
ところどころに雪が残っていて、街とは違う静けさと寒さ。
ここもいろんな季節にゆっくりと行きたい場所でした。
こういったタクシーツアーは、自前では決してできない効率のよさで、いろんなところを回ることができる反面、時間に制約がかかってしまい、ゆっくりと対象物に没頭できない部分がどうしてもあります。
今回、こうやってざっと見たので、また再訪したいと思います。考えたらホントすぐ近くなんですよね。
最後に新山口の駅で、新幹線に乗る前に、おみやげ用にぶぐ弁当を買いました。
自宅で配偶者が待ってますけど、手抜きもしたかったし(^^;;;
持って帰った津和野の地酒と、ふぐ弁当で一杯などと洒落込もうとしたのですが…。
えーと。
ふぐって、きっと弁当に向かない食材なんだと思います(^^;;
脂が少ないから、火を通してしまうとぱさぱさになってしまう。
これはちょっと失敗だった。
ま、津和野の地酒のほうは、配偶者も気に入ったみたいで、あっという間にボトルが全部空いてしまいました。
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