沖縄に行くと決まった時、まず、見たいと思ったのが「美ら海水族館」でした。国内最大と言われる巨大水槽に、複数のジンベエザメ。ワクワクが止まりません。
那覇からだと、一日ツアーなのですが、今回私は名護の近くに滞在しているので、ツアーに入らなくても楽勝楽勝などと、いつもながらの、甘い考え。
ネットで大まかな行程を調べた後、ホテルのフロントに、バスの時刻表をもらいに行きました。時刻表を手渡しつつも、フロントマンは訝しげ。ホントに路線バスで行くんですか?時間かかりますよ?
沖縄は鉄道がないこともあって、とにもかくにも車社会なのです。大抵、ツアーかレンタカーか。でもまあ、同じく車社会の東北を、路線バス使って旅行してきたんだし、待ち時間も旅のうち。
簡単に目的地に着くツアー旅行ではとは別の楽しみもあることだし。フロントマンの心配そうな顔を背に、元気に出発。
[10回]
まずは幸喜から名護のバスターミナルへ。私は、このバスターミナルを名護の繁華街の真ん中にあるのだろうと、想像していましたが、結構住宅地っぽいところの真ん中。最初はバス乗り間違えたか、不安でした。
それでも、ラッキーなことに、名護バスターミナルでは、ものの10分くらいで、美ら海水族館へ行くバスがきてくれました。
バスの中には、朝一番の那覇から来ている猛者のおじさんまでいました。観光客は私とそのおじさんの二人だけでしたけどね。
途中、パイナップルやサトウキビの畑が見えたりして、なかなか珍しいです。
「渡嘉敷(とかしき)」とか「今帰仁(なきじん)」とか、読みの難しい沖縄ならでは地名がぽんぽんでてきて楽しいです。
そしてあらわれる海岸線の海はすべて美しく、それに見とれているうちに…。
美ら海水族館のある
海洋博公園前へと着きました。
まあ、時間がかからなかったといえばウソになるけど、こういうのんびりした旅もホントいいものです。
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