ちょっと敷居が高そうだったので、先に電話して、ひとりでも大丈夫ですか?と尋ねておきました。快いお返事をいただけたので、いざ。わりと早い時間なので、カウンターにひとり。
/>アンティークな小物がとてもコージーな雰囲気を醸し出しています。女性ひとりなんて珍しいでしょ?と言うと、ここは結構女性のお客さん多いんですよ、とお答え。
なるほど、確かに女性好みなインテリアかもしれません。
グループの女性客の予約などもはいっていたようだし。
コースを頂いてもよかったのですが、やはりひとりで飲む時は、アラカルトで。コースのほうが割安にはつきますが、なるべく地の食べ物をいただきたいです。
まずはお通しから。寄せものです。上品なお出しの味。うん、今回も私のセンサーに間違いはないようで。お通しの美味しいお店は大体全体に美味しいです。
長野の地のお酒で辛口のものをお願いします。との私のリクエストで、出していただいたのが、「信濃光」。きりっとして最高に旨いです。やはり風土にあった地のお酒はその場にいって飲むのが一番美味しい。
ハンドメイドのガラスの器で冷酒をいただくのもなかなか粋です。
まずはなにはともあれ山菜の天ぷら。長野に来てから、何回も食べたような気がしますが、ちょうど山菜の季節だし。これは、欠かせません。
さすがに、このお店の山菜の天ぷらは洗練の度合いがひと味違います。
もう一品、山のものを。筍と蕗、わらびなどの炊き合わせです。
薄味の上品なお味が身上。
こちらのお料理の名前を忘れましたが、川魚で野菜を巻いたテリーヌのようなものに木の芽味噌がかかった凝った逸品。
日本酒の相性はぴったりでした。野菜の甘みがよく出ていて、
お昼も蕎麦を食べたのですが、長野ですからやっぱり蕎麦で〆。
コシといい、蕎麦の香りといい、さすがの味です。長野で食べた中でも、最も美味しい蕎麦でした。
ただ、このお店のお蕎麦も、出汁が薄め。薄味を好む私ですが、蕎麦に関しては、やはり、もう少し濃いめが好きかな。長野では、どこでいただいても、同じ印象でしたので、これが信州の蕎麦というものなのだと思います。
それはともかく、旅のフィナーレを飾るに相応しい、素敵な夕食でした。うーん、贅沢したなぁ、という感じ。
カウンター越しの女将さんとのお話も、とても楽しかったし。気分よくお酒をいただくことができました。
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