恵比寿駅東口からは恵比寿ガーデンプレイスまでは動く歩道で結ばれています。恵比寿スカイウォークと名付けられた長い廻廊は、雨の日でも濡れずにガーデンプレイスまで行き着けるすぐれもの。って、実はiPhoneの地図だよりだったので、このスカイウォークがいまいちわからず、外に出たりして、うろうろとしました。いつものごとくです。
生憎の雨ですが、
恵比寿ガーデンプレイス恵比寿ビール記念館を含む総合アミューズメント施設です。大きなビアガーデンを兼ねていることもあって、多分サッポロビールの出資なのかな。
数多くのカフェやレストランが軒を並べていたり、と楽しそうです。次に機会があればゆっくり行ってみたいところ。
写真美術館は、「侍と私-ポートレイトが語る初期写真」、古谷誠一メモワール、JPS展、ドキュメンタリー映画「小三治」の4つの展示があっていました。ひとつひとつに入場料がいります。(割引共通券のようなものも売っていました。)
時間も豊富にはないので、興味を惹いた「侍と私-ポートレイトが語る初期写真」を見ました。
西洋の写真黎明期のポートレイト、そして日本幕末の写真を中心にした、古い写真の展示会です。
有名無名を含めた侍たちの写真は、すべて大事そうに刀を抱いていて、彼らの武士の魂への執着と誇りとを思わせます。その面魂は、やはり、現代の日本人とは違うなぁ、と。
写真黎明期のタゲレオタイプと呼ばれる銀板写真の展示も面白かったです。どこか銅版画のような、独特の趣をたたえた写真は、深い陰影で心に残ります。
長時間露光をしなければブレずに写らない銀板写真。ピントがあった赤ん坊の写真が、この赤ん坊は死んでいるに違いないと推察されているのに、冷え冷えとした気分も味わいました。他にも死者の写真が見られたので、当時は流行っていたのかもしれません。
レトロな雰囲気の面白い展覧会に満足して、階段を下りると、どうも階下はカフェになっているようです。
階段の途中で古い映画が上映されているのも、ちょっとすてきですね。
1階2階を吹き抜けとして使ったカフェはなかなか、開放感のあるつくり。
大きな窓に面しているのもいいですね。シャンブル クレールという名前のようです。
さっそく一休み。
メニューにベルギービールがあったので、昼間ながら友人を誘惑。ベルギービールはなかなかお目にかかれないですから。甘いものよりこっちを迷わず選んじゃいます。
私はグリゼット フリュイ デ ボワというブルーベリー、ラズベリー、ビルベリーの三種類をブレンドしたジュースを使用して造らたビールにしました。ジューシイな酸味とビールの苦みがマッチングして、とても爽やか。美術館なんかで、一休みに飲むには相応しい雰囲気です。
友人は、グリゼット ポムクール。青りんご、洋ナシ、カリン、プルーン、アメリカンチェリーなどのフルーティーな香りを重視したもの。ベルギービールははじめてなので、大丈夫かなと思ってましたが、思いの外気に入ってもらえた様子なので、誘ってよかったです。
雨の午後の日曜日。経営、大丈夫だろうかと思うくらい、美術館の中はひっそりと人がいません。
もちろん、カフェもほぼ我々の貸し切り。
ゆったりとできて、大変によいですが…。
折からの雨脚は強く、だんだんに気温もさがってきました。
さて、これから、私は長野を目指して出発します。雨なのが、ちょいと寂しいかな。
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