夜目にもはっきりとあわび専門店なのがわかります。日本語でもわかりやすく書いてあるし。
韓国の料理店はこうやって写真が掲げられていることが多いのでわかりやすいです。
店内は明るくて清潔。ちょっと飾り気には乏しいですが。
済州島のレストランはみんなこんな雰囲気でした。洒落たインテリアとは無縁。
まあ、なにはともあれ、あわびのコース(50000ウォン=3500円くらい)を二人前お願いしました。
あわびのコースを頼むと、お決まりのキムチなど小皿がでてきます。辛いもの辛くないもの取り合わせて数種類。
うっかりキムチを食べると口の中が火事になります。で、それを鎮めるために辛くない野菜のお浸しみたいなのを食べます。食べているうちになんとなく刺激が欲しくなり、キムチにまた手を出してしまいます。で、口の中がまた火事に…と延々繰り返し。
……バカです。
そんなバカを繰り返しているうちにあわびの刺身がでてきました。えーと、4人前?
下に山ほど盛られているのは歯応えのある春雨。最初氷かと思いました。
それにしてもスゴイ量です。しかもコースの中には書いてなかったチヂミなんかも出ています。ど、このボリューム?。
私はあわびは大好きですが、配偶者はあわびの刺身はあまり好きではありません。勢い、私が残ったあわびの刺身を食べる係に。
正直、あわびの刺身を持て余すというのは、生まれて初めてですし、これからもないでしょう。
なんでも食べ飽きるほどに食べてはいけないですねえ。
で。次はあわび焼き。貝の上にのせたあわびをバター味でオーブン焼き(?)にしてあります。歯応えがあって、こちらのほうが食べやすいかな。
私が刺身を受け持ったので配偶者が主にこちらを食べてました。
やれやれ、これであわびも終わりなんて思ったら甘い。炒め物がでてきました。
胡瓜を炒めているのは、ちょっと中華料理みたいですね。
で、お次は済州島名物の甘鯛の干物。えー、これ頼んでないよーと思いましたが、どうもコースの中にはいろいろとメニューに書いてないのが含まれているのが韓国スタイルみたい。
小皿料理が出てくるのは知っていましたが、こんなおまけが付いてくるとは知りませんでした。
甘鯛(ぐじ)にほんのり味噌味なのは、日本と同じ。美味しい。
まだまだおまけは終わりません。わかめスープです。韓国といえばわかめスープですが、ここのは海胆のたまごが入っていました。これはかなり美味。ぷちぷちした面白い食感です。
そして、〆はこれまた済州島名物のあわび粥。
米とあわびとをごま油で炒めて、スープを加えて仕上げるという、イタリア料理のリゾットみたいなおかゆ。あわびの肝を加えて灰緑色なので、写真ではあまり美味しそうに見えませんが、実に深い味の逸品。
あわび料理はこれが一番美味しかったです。
他の場所やホテルでもあわび粥を食べましたが、さすがにあわび料理の専門店ということでここのあわび粥が一番でした。うーむ、今度来る機会があればまたこのあわび粥は食べたいかも。
お酒は韓国ビールと韓国焼酎をいただきました。
この韓国焼酎は済州島の地酒とのこと。ちょっと甘みがあって、私は苦手かな。
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