暖簾とともに目をひくのが、店の前におかれた京野菜。ディスプレイだけでなくこの野菜をそのまま料理に使っているようでびっくりしました。
大きな白ネギは、まんまボーカロイドに持たせて踊らせたいくらい…とオタクな会話をしつつ、このお店にけってーい。
二階の座敷にあがると、いかにも京町屋らしいつくり。さりげにおかれた花と石のディスプレイのセンスが今風です。
さて、メニューをみながら迷っていると、店員さんが大量の野菜を持ってメニューをとりにきてくれました。
おすすめの京野菜の黒焼きの本日のラインナップを紹介してもらえます。
深谷葱、茄子、山芋、枝豆、タマネギ、万願寺唐辛子などなど。はっきりいって目移りします。
てゆーか全部食べたいよ〜。
ってことで茄子、山芋、タマネギ、万願寺唐辛子、枝豆をお願いしました。ふと気付くと葱以外全部じゃん。
黒焼きができあがるまで、まずは付きだしでビールを乾杯。旅のはじまりをことほぎます。
付きだしは、山芋の寒天寄せのようでした。うん。薄味がいい感じ。
食べていると運ばれてきたのが、この葱。どーんと大きな枡の中に入っています。
新鮮な九条葱。料理にはなんでもこの葱を入れて食べてください、と言われました。
生で食べても美味しいですから、ばんばんいれちゃってください、とも。
小皿にとって葱を味見。うむ。確かに新鮮でしゃきしゃきです。葱くささをそんなに感じないので、料理の味をジャマしない感じ。
まずは万願寺唐辛子から。近頃は一般的になって、京都でなくても見かけるようになりましたが、もともとは京野菜のひとつです。
唐辛子と名はついてはいても、まったく辛くないです。こちらもしゃきしゃき。
山芋の黒焼きは、皮ごと食べてくださいとのこと。梅味噌で食べます。
ほくほくさくさくな新食感です。なるほどねえ、こういう食べ方もあったのね。これは自宅で作れそうです。
玉葱の黒焼きです。もちろん、これはシンプルに玉葱の美味しさを楽しむ料理。
玉葱の甘みが濃縮された感じで後をひく美味しさです。
野菜ばかりが並んだので、牛ホホ肉のワイン煮も頼みました。このデミグラスソースがなかなか深い味。お肉も柔らかくてほろほろ。いいねえ。九条葱をそれこそたっぷりいれて食べます。
ソースでしんなりとした九条葱が美味しくて、美味しくて。
玉葱の黒焼きをこのソースで食べるとまた美味しいです。
今度は茄子です。これも甘い。野菜だけで加熱するとホントに甘いですね。
なお、このたれちゃんは、関西在住の友人どんたれさんの和風(?)たれちゃん。
板前さんなのか、頭にはちまきしています。なんだかとっても京都にあってますね。
で、まだまだ続くのですが、今度は和牛のステーキ。
和牛の柔らかなお肉、脂肪がたっぷりで、あっさとした葱と大根おろしとスダチがぴったりマッチングです。
もうお腹一杯のはずのなのに、どんどん食べられちゃうから困ったものです。
和風たれさんを部屋の隅でもう一度撮影しました。
これだけ食べたい放題食べたのですが、お値段は一人前5000円程度でした。京都だし、河原町だし、と覚悟をしていたので、ちょっとびっくり。
ネットで調べると京都ローカルではなく全国展開の
キワコーポレーションというグループレストランみたいです。
ただ九条葱など京都ならではといった素材を活かしているのが特徴的。口コミなどを見てもかなりの高評価のようです。
いい意味で若い人向けのニュー京都という感じなのかもしれません。ま、昔通りの気位の高いだけの商売では生き残れない様子。
このお店は木屋町の他に先斗町にも同じような支店がある様子です。
葱や平吉 [ 居酒屋 ] - Yahoo!グルメ
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