シェアブログrestaurantに投稿
リムジンで奈良のホテルに辿り着いた時は、すっかり日も暮れ、底冷えがします。福岡よりは寒いだろうと一応の準備はしていったものの、想像以上に寒いです。
うー、やっぱ一杯やりたいねー、と。居酒屋の灯が誘惑です。
ホテルの近くにあったこのお店。多分美味しいんじゃないかな?というカンが働きました。
店が何軒もならぶ場所から、ひとつだけぽつんと離れているから…。
奈良に行って、いきなり「古都の雅」ではなくて、大阪風のB級グルメに走るのも、私たちらしいかもしれません。
[0回]
表に、簡単に食べられそうな椅子とテーブルが出ている、カジュアルなお店。夏場ならここで食べるのでしょうが、とにかく夜は冷え込みます。
中に入るとキープの焼酎が並んでいるような典型的な居酒屋です。
お客さんも多そう。知らない土地でのお店選びには、まずはお客さんが多そうなところを選びます。
ただし、入口近くのカウンターは、寒いので、奧のほうの椅子席へ。
数々の串揚げのメニューといっしょに「ソースの二度漬けお断り」の看板。
実はこういった串揚げのお店に入るのは初めてです。
福岡にだって串揚げのお店はないわけではないですが…。どちらかというと、お座敷天ぷら風で。
ソースは一人分ずつでてくるところしか知りません。
恥ずかしながら、こういう串揚げ屋さんが大阪では主流であることを、海外の食べ物紀行「アンソニー世界を喰らう」で知りました(笑)
なんか間違っている大阪文化への理解ですが、とにもかくにも前々から食べてみたいと思っていたのです。
もちろん、お酒はとりあえずのビール。
食卓には、二度漬けお断りのソースがどんと置いてあります。
配偶者はまったく知らなかったので、あらかじめ説明をしておきます。
(何度も大阪出張しているのに、串揚げ屋には行ったことがなかったんだそう。)
串揚げ初心者の二人。こういう時にはやっぱりおまかせセットが便利でしょう。
串揚げ9本をセットにしてあるみたいです。
野菜系のものが他になかったので、韓国風もろみきゅうりを。
あと、名物のホルモン煮込みも食べてみました。
唐辛子のきいた韓国風の味。こんにゃくも入っていて、旨いです。
さて、来ました、おまかせセットです。
串揚げって、見た感じ油っぽそうですが、食べると意外なほど軽いです。
多分、周りの衣がかなり薄いためか。
ソースもこれまた意外とあっさりとしているんで、最初にどっぷりつけても大丈夫。薄味好みの関西の食べ物だからでしょうか。
特徴的なのが、この皇卵(おおたま)と名付けられた「ゆで卵」の串揚げ。
お店の人がこの「皇卵(おおたま)」の食べ方を説明してくれました。中身がゆるゆるなので、深皿に入れて食べてください、と。
なるほど皿に入れて、中身を割ると、黄身がとろーっとでてきます。
これがソースと絡まると中々に美味しい。他の串揚げを食べるときも残った黄身をソース変わりにするとまた別の味になりました。
白身は完全に固まっていて、中身だけがこんなにとろっとしているのはどうやって作るんでしょうね。しかも揚げてあるわけだし。ちょっと不思議です。
この後、帆立や牡蛎といった海産物の串揚げを追加しましたが、どれもこれも、カラリとして美味しい、美味しい。
まだ食べたい飲みたいと未練げな配偶者を明日からも仕事なんだからとさとして、ホテルに戻りました。
串皇 [ かつ、串揚げ ] - Yahoo!グルメ
|
|
PR