松島駅です。あれ?海がない…。なんで?
松島って、海辺じゃなかったっけ?
一応松島の案内やポスターは飾られているけれど。
地元のひとならご存知かもしれません。松島に行くのなら東北本線の松島駅ではなく、仙石線の松島海岸駅に行くほうが便利なのです。
しかも、松島駅にあるコインロッカーは小さすぎて、私のカートは入りませんでした。荷物抱えて、徒歩20分はちょいとつらいです。タクシーで行ったら、節約なんてふっとぶなあ、と、ため息をついていたら、循環バスがありました。
この循環バス、松島にある巨大温泉旅館を順々に巡ります。旅館組合かなにかのサービスの一環なんでしょうね。といっても、無料ではなくて1回100円。
旅館を巡るので、松島駅から松島の街中に出るのに、22分もかかります。まあ、巨大旅館を「ほほーっ」て感じでバスの中から見学できるので、面白いといえば面白いですが。
カートかかえて松島の海辺へやっとの思いででてきました。ふー。
ただ、荷物があるので、なかなか身軽に動けません。写真も撮りにくい。おまけに一ノ関に向かう列車の時間があるので、そうそうのんびりともできません。
フェリー乗り場で整理をしているおじさんの呼び込みにのって、松島湾一周の遊覧船に乗ることにしました。2時間で湾内一周。それからまた巡回バスに乗って松島駅にもどる時間を考えると、それだけで終わってしまいそうですが。
船の2階席は指定席券がいるのでパス。早めに乗り込んだので、窓際の席がとれました。おっし。これで撮影も可能。(船の窓がかなり汚いので、ぼやけたような写真になってますが。)
海面では、カモメが戦闘準備に入ってます。何故だろう、と思っていたら、船が沖に出たところで、カモメの餌付けをやるんです。有料の餌で…。それを狙っているんですね。
これは、生態系への影響を考えると非常にまずいんじゃないかと思います。
子供などには少々退屈な遊覧なので、なにかイベントをという配慮はわかるのですが…。
湾内の奇岩を追っての遊覧なのに、生憎の曇天。白砂青松の日本三景を見るためには、やはり、お天気が必須のようです。こういう写真しか撮れません。
これは座った僧侶のように見えるという奇岩です。
荒波の浸食により、面白い形の岩が、次々にあらわれます。ただ、船が大きいので、右と左ではかなり景色が違うので、本当は二回乗らないとダメかも。
一番面白かったのが、この四連洞窟のある岩。斜めに断層の縞模様がきれいに入っているのも美しいです。
自然の造形の妙ですね。
さて遊覧船を乗った後は早めに駅に戻らないといけません。循環バスは1時間に二本くらいしかないし。
循環バスは、
みちのく伊達政宗歴史館の前から出ています。ここは伊達政宗の歴史を蝋人形で展示している新しめの歴史館。
館の中に入る時間はなかったのでパスしました。それに、蝋人形って少し苦手なのす。
歴史館の土産物屋さんの中でバスを待ちました。結構面白かったです。
昔のNHK大河ドラマの「独眼竜政宗」のかっこいいポスターが飾ってありました。若き日のラストサムライ、渡辺謙。目の光が尋常ではありません。
BASARAグッズも置いてあるのが、現代風。仙台でもあちこちで、このBASARAの政宗様を見かけました。そういや仙台駅には幕の内弁当があったなぁ。
まあ、こういう選挙啓発のイメージキャラクタにまで使われていたみたいですからさもありなんですね。
http://www.gpara.com/article/cms_show.php?c_id=16455&c_num=14
そんなこんなで、宮城仙台を後にして、岩手一ノ関へ。ローカル線でゴトゴトと向かいました。
途中で、おかっぱ髪のきれいな女の子が乗ってきました。艶やかな黒髪をきれいに切りそろえています。濡れたような黒髪の美しさ。色の白さ。思わずみとれてしまいました。さすが東北。です。
で。その現代の座敷わらしは、携帯で音楽聞いてました(^^。
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