飲み食い処 伜 -せがれ- (居酒屋 / 広瀬通、勾当台公園、あおば通)
★★★★☆ 4.0
ホテルにチェックインして、荷物その他を置き、やれやれ一息。
で、早速、夕食に出ることにしました。
ホテル1階のロイヤルホストで、簡単にすますことも考えましたが、やはりせっかく仙台まで来たのだから、その土地ならではのお店に入りたいです。
リッチモンドホテルから仙塩街道を辿って西に行くと、ところどころに美味しそうな居酒屋さんが並んでいます。
その中でも、ビルの合間の隠れ家風の洒落た外観にひかれて「倅」というお店に入ってみました。センサーにピッとくるもんがあったのです。
[3回]
「ひとりなんですが、いいですかー?」って、おずおずと尋ねると、「どうぞ、いらっしゃいませ」と元気な返事。カウンター席があるので、ひとりでも大丈夫でした。
まずは飲み物のメニューを頂いて…。やはり東北に来たんだから、日本酒が飲みたいです。で、超辛口という煽り文句に、「日高見」に決定。
なみなみと注がれた、日高見です。「日高見」とは、現在の北上川のこと。もしくは、その流域にあった蝦夷の国の名だそうです。古く日本書紀にその記述があるとか。なんと由緒のある名前。
そして、その名に負けず、この日高見は美味しかった。私の好みの、さらっとして辛口で、肴の味を決して邪魔せず、引き立たせる、そういう日本酒でした。一口で、魅せられた。
で、早速でてきた付きだしの干し大根の煮物とよくあいます。あー、手足がぽかぽかとしてじんわりと血のめぐりがよくなっていく…。
メニューの中に、名物「煮込み」とあるのが目につきました。モツの煮込みだそうです。モツと豆腐などを味噌で煮込んだものとか。ゆで卵もつけてもらいました。これがとろーっとして、柔らかく、コクがあってんまい。日本酒にもぴったり。煮卵もほろほろ、と私好みの味でした。
福岡のモツ鍋とはまた違った美味しさです。
本当はガーリックトーストですくって食べると美味しいらしいのですが、生憎歯の状態が悪くて、それは体験できず。
また行くことがあれば、是非、それも食べてみたいです。って、仙台は遠いなぁw
で、歯に優しい冷や奴。この旅ではとにかく豆腐の確保が重要事項でした。
〆には田舎蕎麦をいただきました。ごつごつとした、コシのある堅めの蕎麦です。
一人前には、ちょいと量があります。うーん、やっぱりこういう店は複数人でわいわい飲みたいですね。もっといろんな種類が食べることができるから。
傍らに薪ストーブが置いてありました。冬は冷え込むのでしょう。
月がまん丸です。夜の仙台、特に駅の周辺は結構にぎやか。といっても、ひとりで歩いても大丈夫そう。まあ、時間もそれほど遅くないのですが。
旅の最初の晩に、美味しい日本酒を堪能できるよいお店をみつけて、大変さい先がよかったです。で、その後の旅行も結構美味しいお店ばかりにあたって。こういうところだけは私はラッキーですね。
伜 [ 居酒屋 ] - Yahoo!グルメ
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