イスタンブールに行って来たため、ブログの更新止まってました。帰ってからも、相変わらずのジェットラグ。ようやく再開します。
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さて、満腹になったところで、最終目的地那智大社を目指しました。
熊野三山の中でももっとも観光化されていて、観光大型バスがどーんと乗り付ける有名社です。
那智大社の主祭神は熊野夫須美大神。或いは伊弉冉尊とも。いろいろな
説が入り乱れていますが、まあ、本来は那智の滝そのものが神の依り代であったのでは。
熊野だけではなく、神仏習合の時代を経て、明治の神仏分離で由緒書きも恣意的に書き換えられてしまった場合もあるので神様の素性はよくわからない場合が。
まあ、わからないなりに、瀧神のありがたさは伝わるのですが。
[3回]
那智大社の参道入り口です。ここからさらに山を登ります。ひたすらまっすぐな階段。
途中で団体様用記念撮影ポイントが用意されていたので、おおたれの写真撮影を行いました。
まあ、他に人もいなかったしね。
階段を更に更に登りやっと鳥居。熊野那智大社の文字にほっとしますが。
更に更に階段。まあ、それでも自然石の階段ではないので。規則正しいコンクリート製の階段のありがたさをしみじみと感じつつ。
まだまだ、階段です。桜がちらほら。
で、やっと那智大社の社殿まで辿りつきました。
速玉大社と同様に丹塗りの色も鮮やかな社殿です。山の上というのに、かなり広い境内で。第一殿の滝宮をはじめとして、8つの宮が祀られています。
那智大社にお詣りした後、青願寺にも、参ります。
熊野だけではありませんが、明治の神仏分離令まで、寺と神社とは一体化していて、不可分だったようです。熊野は特に神仏習合的な様相が強かったようで。ある意味このカオスな感じこそが、日本の仏教の特徴だったようです。
寺には那智山の看板が。
天皇や上皇の熊野御幸は、宗教的な情熱のためのみならず、仏教勢力への政治的な結びつきを強めるためといったこともあったのかもしれません。
向こうのほうに三重の塔と那智の滝が見えます。雨なのが少し残念です。
桜も満開の一歩手前という感じ。日当たりのよい場所は葉桜もちらほら。
桜に誘われて、ふらふらと三重の塔に近づいて行きました。
どうも観光バス用の舗装された道のようです。望遠で桜とともに滝のお姿を撮影。
桜と滝と塔、という趣深いトリニティ。那智大社のポスターなどもこの三重塔と滝をモチーフにしてありましたね。
三重塔は昭和47年に400年ぶりに再建されたものなので、まだまだ朱の色が鮮やかです。
時代の流れとともに、風雨に磨かれて古色を強めれば、さらに美しい滝とのハーモニーも美しいものとなられるでしょう。
降り出した雨の中、再度滝のお姿を見ながら下山の途につきました。
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