高原を出て、特急バスで新宮に向かいます。バスは熊野古道に沿うように伸びています。新宮までの2時間半ほど、車窓を楽しむ旅も乙なもの。
平日のために、車内はほとんどお客さんがいないので、一番前の席に陣取って、贅沢なバス旅行とあいなりました。
[2回]
車窓の景色はとても素敵なのですが、写真に撮るのは難しい。あ、いいな、と思った時には、終わっているし、慌ててシヤッター切ってもぶれぶれ(笑)
それはともかく熊野川は非常に川幅が大きいです。この日の水量はあまり多くなかったのですが、一端水量が増えれば、この河原すべてが水に覆われるのでしょう。
熊野川は非常に特徴的な翡翠のような緑色をしています。
多分、これは銅錯体の色ではないかと思います。昔この周辺には銅鉱山があったそうなので、まだ銅イオンが流れつづけているのかもしれません。
緑の川に、白い橋のコントラスト。
橋を渡りながら見る熊野川。
緑色のグラデーション。
ついに綺麗に写真をとることは叶いませんでしたが、盛りの桜と緑の川は美しいコントラストで、絶品の眺めでした。
この写真はちょっとだけ桜が見えます。
新宮に近づくにつれ、川幅は大きくなり、土砂によって濁って灰緑色に変わっていきます。
そして二年前の洪水の惨い爪痕が。
本当にひどい災害だったようで、道路が寸断されているのがみてとれます。
復旧にはまだまだ時間がかかってしまうそうで。経済が過疎などで疲弊した地方に、追い打ちをかけるように災害が襲いかかった様子です。
地元のひとによれば、この熊野川のシンボルオブジェの上のところまで水が来たとか。
凄まじい洪水だったようです。
2時間半のバスの旅を終えて、新宮駅に辿り着きました。ふー。
これから新宮を拠点として神社めぐりです。
駅には熊野参詣のつづれ織りの壁画などがあり、これからの熊野三宮への参詣へ思いを馳せて、盛り上がります。
サッカーに疎いので知らなかったのですが、サッカーの日本選抜チームのマークって八咫烏なのですね。(でも、なんでだろう。サッカーとカラスって関係あるんだろうか?)
その縁で必勝祈願は熊野三宮のようです。
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