バンクーバー美術館の裏側は公園になっています。ギリシャ風の建物に、大きな真っ赤な花柄の布が貼ってあって、なかなか面白い。インパクトがあって目立ちます。
噴水のある公園は、人々の憩いの場所です。
すでに00になってしまったオリンピックまでの日付をあらわすモニュメント。オリンピック当時の熱狂を思わせます。
布のある方向からは入れません。こちらはサイドの入口。
やはり真っ赤な布がアクセント。色の使い方が非常に上手です。
残念ながらギャラリーカフェには入らなかったけれど、なかなかよさそうでした。大変な混みようでした。
丁度その時は特別展としてレオナルド・ダ・ヴィンチの素描展 LEONARDO DA VINCI The Mechanics of Manをやってました。何故か常設展はお休み。
配偶者は見るところがそれほど多くなかったのでオカンムリでしたが、私はダ・ヴィンチの素描が見られてラッキー。
とにかくその細部にわたる観察眼の凄さ…。当然のことながら写真を見ながら描いたのではないのですから恐れ入ります。
筋肉、骨、骨格、内臓、ここまでの緻密に描き込んでいくために、どれほどの情熱で腑分けされた遺体を見つめたのでしょうか。そんなダ・ヴィンチが異端として告発されそうになったのは、当時のキリスト教社会では無理もないのかもしれません。
そんなことを思わせるくらい素晴らしい素描の数々。本当は図録が欲しかったのですが、あまりにも重かったので断念しました。
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